11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

「退屈な

2005年04月12日 22時16分30秒 | サッカー
退屈なチェルシー」なんて揶揄される筋合いはどこにもない

スタンフォードブリッジでバルセロナやバイエルンミュンヘン相手に証明してみせたように
チェルシーは望みさえすれば大量得点を奪うことができるチームだ

今週のバーミンガム戦
CL第2戦を前に優勝を決定的なものとしておきたかったホセ・モウリーニョは
後半開始から攻撃の狼煙をあげる

ディディエ・ドログバとグジョンセンを投入して
ジョー・コールとダミアン・ダフと絡ませるお得意の4トップ
CL終了後にはこの破壊的な戦略は欧州流行の最先端となっているのかもしれない

この日もコールは素晴らしかった
彼の台頭によりイングランドはようやくW杯優勝を狙う資格を得たといえる
ポール・ガスコイン以来、久々に現れたイングランド人天才ミッドフィールダーだ

そしてフランク・ランパード
フランコ・バレージとマティアス・ザマーの引退以来
「リベロ」というポジションは死語と化してしまったけれど
ランパードはまさにこの「自由人」の役割を完璧に果たす
バーミンガムの元チームメイト
エドガー・メルヒオットの体力には度肝を抜かれたけど
ランパードは彼に勝るとも劣らない
マケレレ不在のロンドンの防波堤の役割を果たしながら
機をみて前線まで駆け上り、幾度もゴールを強襲した

この日先制点を奪ったのはバーミンガムだったけど
チェルシーが負けるなんて考えは微塵も頭をよぎらなかった

実際チェルシーはいつでも好きなときに得点を奪えるようにさえみえた
コーナーキックの度に
ドログバ、ジョン・テリー、フース、グジョンセン、ヤロシクあたりが画面に映ればそれも当然か

昨シーズンの流れから無敵とも思われていたアーセナルに11ポイントもの差をつけるモウリーニョのチェルシー

彼らはそのあまりの強さゆえに今シーズンのプレミアリーグを退屈なものにしてしまった