11人の侍

「生きている間に日本がワールドカップを掲げる瞬間をみたい」ひとたちの為のブログ

J日記

2005年04月17日 19時40分23秒 | サッカー
頭がおかしくなったのかと思われそうだが
僕は日本にはスリートップが向いていると思う

思い返せば前回のW杯以降僕がもっとも魅了された代表マッチは
アジア最終予選を闘った五輪代表チームの数試合で
彼らはスリートップで闘っていた

平山総太を軸に田中達也と大久保嘉人が自由に往来するこのスタイルは極めて強力で(石川直宏がでていれば尚更)
ひょっとしたらA代表よりも強いのではと思わせたものだ
結局、その後山本正邦監督は田中と大久保を片方のサイドに固定し始めてスリートップはうまくいかなくなった(彼らはウイングの選手じゃない)
そして本大会前に臆病風に吹かれた山本は田中を外す過ちを犯した

今シーズンのチェルシーやオランダ代表などの「世界基準」がすでに証明しているように
スリートップはもっともプレッシングサッカーに適したスタイルだといえる
横50メートルのピッチに散らばるボールをふたりのフォワードで追いまわすよりは
3人のほうがはるかに効率的だ
逆に考えうる限りもっともプレッシングに向かないのはジーコジャパンの3-4-1-2で
一旦押され始めるとコンタクトレンズでも探しているかのようにゴール前に人が集まる悪癖はこのためだ
(日曜日を腹立たしい気分で終えてしまいそうなのであえてこれ以上システム解釈はしません)

3連敗を避けたい東京ヴェルディ1969はこの日スリートップで試合開始の笛を向かえた
ヴェルディは3-2で勝利を収めた



森本貴幸は凡庸なJリーガーだ

でも彼が16歳であることを考えるとこれは驚くべきことだろう

指導者あの”オジー”・アルディレスで
お手本は元セレソンのワシントン
森本が日本の将来を背負って立つようになるという事実は動かしようがない

体力面の弱さが指摘される森本だがこの日は精力的に動き回って好機を創った
ミスとはいえワシントンへのアシストも記録した

つまり彼はすべての日本人アタッカーに共通する仕事を無難にこなした

規格外の才能を持つ森本だが
ひょっとしたらはやくもこじんまりとまとまりつつある

日本サッカー協会は新ルール導入を検討しはじめるべきかもしれない

<禁止事項>将来有望なフォワードは必要以上に動き過ぎたり、ゴールから離れてはいけない

実現が不可能なようだったら森本には一刻も早く欧州へと向かうことをお勧めする