Happy Fun Move

嬉し楽しい!趣味の事など。。。
自分の覚え書き。毒も吐きます。

5.7km Jog 登り棒

2022年10月18日 | 

5.7km 48分


少し寒いけれどまだ半袖で走る分には丁度良い気温。
廃校の校庭にて、目指せ天辺!登り棒。
2度トライして、2度とも天辺まで行けた!
コツは腕を伸ばさない。我慢!伸ばしちゃうともう引き上げられなくなる。





セイタカアワダチソウ(背高泡立草)キク科アキノキリンソウ属
ブタクサに見た目が似ていて花粉症の原因と見間違われていたが、セイタカアワダチソウは虫媒花なので違うんだよね。葉っぱを見れば見分けは付くんだけど遠くからだと分かりにくいね。

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最初で最後の北鎌尾根 7 後記

2022年10月16日 | 

一体どこで踏み跡をそれてしまったのか?
踏み跡と言っても、沢筋を登るのだから踏み跡と言えるのかどうかわからないけれど、Ynさんがソロで行った時は全く迷わず、今のように山アプリなんて持っていなかったのにね。多分、水が多くてついつい少ない方へと進んでしまい左左へと行ってしまったのだろうか。

私が進めない所は無理に進んでは駄目ね。
もう、バリエーションはいいわ。北鎌尾根ももういいわ。

ロープ、持って行っててよかったね。元気やったら使わんですんだんかな。
ごめんな、また前穂行けんで。って。
初めの計画では、槍から涸沢下りて、前穂に登る予定でロープ持って行ってたんやけどね。前穂に縁がないなぁ。

生きてたら、前穂に行くチャンスはある。
バリエーションもう行かへんって言ってたけど、あれ?前穂北尾根はバリエーション?アルパイン?

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最初で最後の北鎌尾根 6

2022年10月15日 | 

車中と言えどもテントとは違い寝心地良かったのか結構寝られたとYnさん。それは良かった。

家に戻る道すがら家の近所の大きな病院に救急で診てもらえるか電話確認したが、外科の先生がその時間居ないという事で、別の病院を紹介してもらい受診することに。
一旦、自宅へ帰り、着替えをし、私はシャワーを浴びて、病院へとYnさんを送ってから仕事場へ。
お客さんが少なかったので、許可をもらい1時間早く帰宅させてもらった。

Ynさん、救急外来では、手の傷のガーゼを剥がしてもらったが、もう縫うには遅すぎて消毒と破傷風の予防注射のみ。この救急外来の外科医は目を合わせなかったそう。
整形外科の先生はいなかったので後日の外科と整形の予約をしてタクシーにて帰宅したそうだ。


あかんだなで撮影。

足の外傷はさほどだが、左手はドラえもんのごとく腫れあがっている。
びっくりなのは、ヘルメットを被っていなかったにもかかわらずこの程度だった頭の傷。

ログを確認した所、約30メートル滑落していたし、2回も宙を舞ったにもかかわらず!
正直、良くて骨折、悪くて…と肝を冷やしたが、本当によくぞこれだけで済んだなという感じだ。
本人も折れた!と思うほどの衝撃と加速で覚悟したそうだが、骨折を免れたのは、Ynさんの強靭な筋肉と、良くも悪くも前日に振った雨のおかげで土が柔らかくなっていたからだろう。悪くは、柔らかくなっていたせいだろう草が抜けてしまった事。
テントで、着替えなど世話をしていると、何度もごめんなと言われたが、ごめん言うな!と。ありがとうって言い。逆の立場だったら同じ事してくれるだろうし、まだ安全地帯に居るわけじゃなかったしね。
それにしても、私の方が重い荷を担いだとは言え、歩き方のコツを掴んだYnさんの岩場を登るスピードの速いことといったら!ビビリの私は置いていかれる始末!なんてこった!本当にこの人は、左手左足が曲げられなく、右手も肩より上に上げられないのかと疑うほどだった。
平地に降り立ってもまだガッツをみせてコースタイム内で歩き切ったYnさんの精神力には脱帽である。
本人も言っていたが、骨折した足を引きずり山から生還したなどの沢山の先人たちの本を読んでいたからこそ、折れてもいないのだから行けるはずという思いと、行くか戻るか(始めは救助呼ぶと言っていたのに!)の選択で2度北鎌尾根へ行っている事で進むを選択した方が安全だと判断したと。時間は掛かったが無事に山頂へ着き、下山できることが出来え本当に良かった。しかし、私には北鎌尾根を進むことが本当に安全だったのかは分からない。結果的に無事に越えることが出来たし、迷わず進めた人にはそう思えるかもしれないが、途中ルートファインディングに悩むところもあったし、ガラガラと落石がある個所を通過せねばならい所、ガレを歩くか落ちれば一貫の終わりな垂壁を登るかなどという所もあった。もちろん水俣乗越へと上がるのが三肢不自由なYnさんが難しいことも分かっているが。

なんにせよ、Ynさんが生きていてくれて良かった。

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最初で最後の北鎌尾根 5

2022年10月14日 | 



6:30出発。空気が冷たい。










7:15大曲に戻って来た。










8:00ババ平通過
8:40槍沢ロッジ

槍が、見えた!


ここで、暑くなったYnさんの着替えを手伝うが、タイツが脛のかさぶたに引っ付いてベリッと一部剥がれまだ引っ付いているので仕方なくタイツを切って脱ぐ。傷パワーパッド今さら貼る。貼っとけばよかった。そんなこんなで時間を喰う。

広い所だと誰も声を掛けてこない。狭い道の譲り合いの時は、大丈夫ですか?!と幾人かに声は掛けられたが。初めて槍ヶ岳へと連れて来られたお嬢さんがびっくりしていたので、バリエーションルートでと説明してあげたりして。笑










10:40 横尾でザックを下ろし少しだけ休憩し再び歩き出す。10:50

11:40 初めて徳沢園でランチ。私のチャーハン来る前にYnさんのカレーは無くなっていた。笑

ほっと一息。12:10出発。
観光客も増えのんびりムードの中、少し緊張の糸が切れたというYnさんだったが、まるで怪我人とは思えないスピードで歩いてる人を追い越してゆく。効率の良い歩き方みつけた!と、右足を軸にして、左足はぶん回す感じで歩く。名付けて、左足ぶん回し足走法!走ってないやんか~と突っ込む(笑)左足が曲げられないのでそうなるのだが、下り坂では放っておくとどんどん加速がついてしかも右へ右へと進んでしまうので慌てて後ろからザックの紐をひっぱり速度調整しなきゃ河原へ落ちるんじゃないかとハラハラドキドキ。






13:00 明神館前のベンチで休憩していると、声を掛けられた。北岳に続き、ここではTkkyさんksyさんと再会!事の顛末を話すと、Tkkyさんは自分の救急キットからあれやこれやと持って行けと渡してくださり、高価なものまで渡そうとされたのでそれはお断りした。そしてザック持とうと言って下さったがYnさんはキッパリ断った。私は心の底で、ロープだけでも持ってくれたらなぁなんて思っていたのだがそんなことは口には出せず。苦笑
2人を見送ってから私達も出発。





ここからはさすがにスピードダウンしてちょこちょこ抜かれはしたがそれでもよくぞそのスピードで歩けるもんだと。途中一人だけ追い抜きざまに「おだいじに」と声を掛けて下さった方がいた。明神での会話を聞かれていたのかな?ありがとうございます。

14:00 清水橋


河童橋付近はまったくもって観光地。ボロボロのYnさんと全く真逆なムードになんだかな。
14:10 バス停に直行し並んで乗車を待つ。20分ほどで車内へ。Ksyさんからお見舞いメールで、やっぱりザック持てばよかったと気にして下さっていたが、北鎌を歩いて来たYnさんが「うん」と言うはずもなく、お気持ちだけ有難くいただいておきますと返信しておいた。そしてバスに乗った旨伝えると、休憩している間に抜かれた!と。笑
バスに揺られ、Ynさんは眠る。

あかんだな駐車場に到着し、車へ行き、着替えを手伝う。

近くの病院を探し電話をして救急で診てもらえないかと打診するが、もう受診時刻を過ぎていると言われ断られてしまった。ここまで歩いてこれたんだから大丈夫、それより帰ろうというYnさんに従い車を出す。
お腹は空いてるんだか何だか分からない感じだったが少し早い夕食に、いつものお店へ。
カオリちゃんよう頑張ったから何でも好きのモノ頼んだらええで!って、一番頑張ったのはYnさんでしょうに。
お言葉に甘えて、お蕎麦とお肉を注文したが、食べ過ぎた~やっぱりお蕎麦のセットだけで十分だったわ。でも本当にご馳走様♪


食後、ドラッグストアーに寄り、滅菌ガーゼなどを購入し左手のガーゼを交換しようとしたが、血でベットリくっ付いてしまっていて水で濡らしても剥がすことが出来なかった。

車、運転できる!と言い張っていたYnさんだったが、そもそも左足が曲げられないので運転席に乗ることすらできず。助手席は辛うじて座ることが出来た。高速ではなるべく話をして頑張ったが、睡魔が襲ってくる少し前にSAで撃沈することにした。

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最初で最後の北鎌尾根 4

2022年10月13日 | 

前日の晩と打って変わって強い風が吹いていたが、朝には凪に。
朝食を食べ、最後の水を使って温かい飲み物を飲む。この先の水分は濃縮ゼリーとゼリー飲料1つのみ。
6:30出発。









登るラインを見とくようにと言って登りだすYnさん。















北鎌平にて小休止。水分はすべて飲みつくした。










チムニー基部で振りかえり撮影。ここでストックをザックにしまう。
チムニーでも登れそうだが、崩壊が進んでいるらしく右のフェイスから登る。

最後の登り。



槍ヶ岳(3,180m)
無事登りきることが出来た。
山頂に居た登山者の方に撮っていただいた。
本当は山頂でゆっくり景色を楽しみたかったのだが、下りようというYnさんの声に押され後ろ髪引かれながら下山開始。その下山だって気を抜けない。心配でロープ出そうか?という私に、ここまでこれたんやから大丈夫と。そりゃそうなんだろうけど…心配で心配でドキドキしながら後ろを付いてゆく。途中何人もの方に追い抜いてもらい、ゆっくりと下り、槍ヶ岳山荘へ辿り着いた。






ザックを下ろし、さっそく小屋で水を購入し飲む。ゴクゴク飲む。


ハーネスを外し、上着を着こんで、キッチン槍にて昼食。

肉うどんとカレーを分け合い、温かい食事にホッとしたYnさんは、ここは天国!って。笑

食後に外のベンチで下山準備をしていると、山頂で出会ったカップルさんが、今からでも救助を呼んだらどうですか?と気遣ってくださったが、ここまで歩いて来た道を思えばこれから先の道に危険なところはなくただ距離が長いだけなので、呼ぶなら落ちた時に呼んでますわ~と。パンパンに腫れあがった手や、ヒョコヒョコとしか歩けない姿を見て心配してくださったのでしょう。

お腹も満たされ、水も買い足し、さぁ下山。なんだかザックがずっしり重い。
始めはYnさんの後ろを歩いていたがそのゆっくりな足取りに重いザックだと余計に疲れるので先に歩いて待つことにした。








ザックを下ろさなくても腰かけられる岩まで歩いて休むを繰り替えす。時にYnさんには先に行ってもらったりしつつ。











ババ平まで行く気だったYnさん。なんぼなんでも無理だろうと言ったところで聞かないのは分かっていたので歩いて来たがさすがに16時を回ってきたのでビバーク地を探すが…一か所、ここどう?という所があったが行ってみると外形していて、もう少しだけと歩き、16:20行動打ち切り。そこもテント足元は地面がなかったが何とかなりそうだ。
水はたっぷりあるので安心して夕食を作り就寝。

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最初で最後の北鎌尾根 3

2022年10月12日 | 




無理矢理張ったテント。奥と右端は地面無し。ちょっと写真いがんでる、地面自体はほぼ水平。奥左一段上にソロかツェルトならいけそうなスペース有り。

眠れたのかどうだか…なんか変な夢みたからちょっとは眠れたんかな?って。だといいんだけど。
さて、どうする?
昨日より酷くはなっていない。と言っても左の手、肘、膝はパンパンに腫れあがっているし曲げることはできないが、稜線まで上がれたのだから槍へ向かうという。自分の体は自分が一番よく分かっているYnさん、私が何を言うても聞かないだろうし、ほんまにあかんかったらちゃんと自分で判断できる人なので行けるところまで行くことにしよう。

そして先ずは、朝ごはん。ここで重大なことに気付く。本来なら一日で槍ヶ岳まで抜けられるはずだが、多分無理。となると水が足りなくなる可能性があったが、昨日までは、Ynさんのザックのサイドに600mlのがあるからと、心持控え目に私の持っていた水を使っていたのだが、Ynさんの水は確認していず、朝、ザックを見てみると、無い!ザックのサイドポケットは切り裂かれ、ペットボトルホルダーの根元だけ残され、水は無くなっていることに朝になって気づいた。これはちょっとヤバイ。しかし朝食は食べないと力が出ないので不安ながらも食事をすませる。

その後、Ynさんの着替えを手伝い、荷物整理、なるべく重いものを私が持ち、軽いけどかさばるものをYnさんに持ってもらう。テント撤収を手伝おうとしてくれたが、片手では何もできず、私の準備が出来る前に先に出発してもらう。いきなりの登りにハラハラしながら見送り、私も急いで準備し、後を追いすぐに追いつく。起床から出発まで2時間を要した。



昨日、も少し行けば広い所があったはず、と言っていた所かな?コッヘルが残されていた。30分ほどだったのでそれくらいと分かっていれば上がれば安定した寝床が確保できたが。









北面でツララ発見。ポキッと折ってガリガリ食べる。少しでも手持ちの水は残しておきたい。









後ろから声が聞こえます。我々の歩みは遅く、登山者さんがあれよあれよと近づいてきます。
あまりに遅い歩みに、追いつかれた時に「おじいさんかと思った」と言われる始末。苦笑
事情をお話しし、彼等もさほど余裕はないだろうが、申し訳ないがお水を分けてもらえないだろうかとお願いした所、お二人から分けていただくことが出来た。名古屋から来られたGさん、Fさん本当に感謝してます!
彼等を見送った直後、Ynさんうっかり左膝に捻じりの力が加わり激痛に声が出る。声を聞いたGさんが「救助を呼ぶのは、はずかしいことじゃないですよ!」と言って下さった。気にかけてくださり有難うございます。Ynさんの四肢でまともなのは右足だけ。左膝は少しでも捻る力が加わると悲鳴にも似た声が出るほど。ただ、足首に損傷がなく荷重が掛けられた事は幸だった。












この木の所で、Ynさんは左へ進んだが、見ているとザレザレで私は苦手過ぎるので、右を選択。結果合流で来た。



独標手前のビバーク地点。ここから奥への踏み跡もあったがそれは多分直登ルート?ここを左手に見つつ右回りで進む。

余裕が有れば独標を踏みたいと思っていたが、今はそんなことより無事に槍ヶ岳に抜けたい。










落ちたら一巻の終わりだ。


この先の凹角で難儀する。新しめのハーケンにお助けスリングがあったが、それだけだとチトキビシイ。足元には古いハーケンにスリングが付いたものが落ちていた…抜けたんやな。ザックがなければいけそうだが万が一落ちたら、止まらない。槍では使わないと思っていたロープをここで出す。来る直前に購入したのでキンクを取るのに手間取る。ロープを引いて空身でYnさんが登ったが、上で確保できるような都合の良いものがない。慎重にまずザックを引き上げてもらうが、凹角に引っかかってしまうので、私が途中まで上がり下から押し上げ2つのザックを上げてもらった後、私も空身で上がる。万が一私が滑落したらYnさんを引きずり込んでしまうので慎重に登りきる。ここでずいぶんタイムロスしてしまったが、安全第一だ。



15:30頃、そろそろ行動を打ち切った方が良さそう。この先に張れそうなところがいつ出てくるか分からないのでここで張ることに。ここもテントの敷地面積より若干狭く縁が浮いてしまう。下地も岩が若干出ておりフラットではなく、フライもペグが刺さらず風が強くバタバタとうるさかったが仕方がない。






何とか張り終え、Ynさんをテントへ入れて着替えを済ませる。
西の方が明るくなり、私だけ外に出て撮影し、のちにYnさんにカメラで夕日を見せた。








Gさん、Fさんから頂いた水を使い、夕食を摂り就寝。

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最初で最後の北鎌尾根 2

2022年10月11日 | 

真夜中やっと雨は止んだ。
5:00起床。6:00出発。少し肌寒い。





大曲を右へ水俣乗越ヘ登って行ったのだが…



何処で間違えた?右の沢筋を登っている⤴事に気付き(この辺りで左に進むのだが、直進してしまっていた)少し戻って本線へ⇓。


8月に下ったときには、コレ登るんシンドイやろな~って思っていたのだが、乾いたザレではなくなっていたせいか想像していたよりはマシだった。







水俣乗越に到着。風が冷たいので少しの休憩で下りへ。

初めて表銀座でここを通った時にはそこに下りのルートがあるなんて全く気付かなかった(北鎌尾根へのルートを知らなかった)そこを下る。歩いて下りるというよりは滑りながら下るといった感じで…苦手。

徐々にマシにはなっていくが、へっぴり腰でスピード上がらず。
下りていくと左手に目指す槍ヶ岳の姿が!

しかし、うっとり眺める暇もなく、とにかくYnさんに追いつくように頑張って下る。



北鎌沢出合に到着。やっと休憩。
ここに来るまでにストックのゴムキャプが両方無くなってしまっていた。
石の文様が、あぁカッコイイと思いつつも追いつくのに必死でほとんど写真撮れず。


北鎌沢の入り口ですが、Ynさんが前に来た2回は夏でチョロチョロとしか流れてなかったそうですが。


たぶん左俣への分岐を過ぎた辺り。








コルまで半分辺り。

昨日の雨で思ったより水量あってプチ沢登みたいな…。
途中、水量多くて草付をビビリながら右に巻いたり、なるいボルダーはYnさんに引っ張り上げてもらったり(前に来た時にはお助けスリングが多分あった。らしい)しつつ高度を上げていく。

あれ?ルート外れた?少し戻りYnさん右の沢筋とGPSと見るがそのままでも行けそう、北鎌のコル飛ばしてその先に出れるみたい。という事でそのまままた戻って登っていくが、だんだん足場がガレではなく草付のザレになり、なんとなくいやらしい感じに。
(この時、もっとよく見て方向を把握して、ショートカットできるからと進むべきではなかった。コルへの分岐に戻るのにすぐそこではなく時間をロスしてしまうという思いががショートカットを選択させてしまった。実際ショートカットの踏み跡はあったのだが、その時はまだ沢筋だったのでよく分からなかった)
少し右にトラバースしてまた上へ行くが、悪い。躊躇する私をみて、上の立木からロープ垂らすわとYnさんは登っていく。

写真の岩場の手前を左にトラバース。その辺りも少し悪い岩と土交じり。
私も少しづつ用心しながら登り進みそのパートは越えた。

今度は2m位の岩に行く手を阻まれた。ザックがなくマットが敷いてあればトライは可能だが、ザックを背負ったままでフォールすれば確実に滑落する場所だったので、越えて行ったYnさんがロープを垂らしてくれるのを大人しく待つことにした。時折バラバラと落石があるので壁にヘバリついて待つしかなく上の様子が分からない。
上は、キイチゴの枯れ木も無く、草付の傾斜、「あともうちょっとで木のある所まで行けるねんけど悪いわ」と言うYnさんに「気を付けてね」と言うしかなくジっと待っていたのだが「あっつ!」という声とバラバラと落ちてくる小石に交じってズザザザー!壁に身を寄せる私の上をYnさんが飛んでいき、更にもう一度空を舞って落ちていく「止まれーーー!止まれーーー!」何度叫んだことか!頼むから早く止まって!と念じるしかなく、もうこれ以上落ちたら…という所でなんとか停止した。「大丈夫?!」と声を掛けてみたもののすぐには返事がなく、緊張したが、ほどなく「生きてる!」と返事があって「救助呼ぶわ」というYnさん、声がしっかりしているので少し安堵した。
私もYnさんの元に行かねばならないが、下りも悪いので先ずはザックを落とさないようにヘルメットを取り出し被り、そろりそろりと下って行くが石がYnさんの横1mを落ちていく。当ててはならないので登って来たルートは違う方から下りる。ストックを短くして、ピッケルのように土に突き刺し、キイチゴの根元を抜けないように気を付けながら持ちほとんど後ろ向きで下りて行く。「気を付けてね、無理したらアカンで」Ynさんが声を掛けてくれる。ここで私まで滑落してはいけない、緊張しつつ下って行き無事にYnさんの元に辿り着いた。
その間、Ynさんはセルフチェックをしたらしく、どうやら骨折はしてないと判断。目に見えて酷いのは左手の母指球をザックリと切ってしまっているところ。すぐに水で洗ったが十分には洗えず(Ynさんがストップをかけた)。
救助を呼ぶにも、ビバークするにしてもここより稜線の方がいいだろうから見てきてと言われる。ようようみると右上に向かって草が薙ぎ倒されていたので(誰かも間違えて左に入って無理矢理右へトラバースした?)そこを辿って行くと踏み跡に出た。そしてその踏み跡を登っていくと、右から北鎌のコルへ続く道に合流、コルへは行かずそのまま稜線へと上がってみたら、ギリギリテントが張れそうなスペースがあることを確認して、Ynさんの元へ戻った。
そうしてもう一度、左手の傷口にペットボトルの蓋に穴を開けたものに付け替え洗浄した後、滅菌ガーゼをテーピングで止め応急処置を済ませる。
移動するというYnさん、ストックは1本どこかに飛んで行ってしまっていたが、どのみちこの左手では使えないと。ザックは私が2度運ぶと言ったが持てると言い張り、軽い方の私のザックを背負ってもらうことにして、そろりそろりとトラバースして行き踏み跡まで出て、安定した所で私のザックを担ぎ上がってもらう。私はYnさんのザックを取りに戻り、担いで後を追う。コルの方へ行くのかと思いきやもう稜線の方へ登って行ってしまった。
しかし、テント張れそうと思った所はソロなら十分だが今回持ってきたテントには少し狭く、この先にもう少し広いところがあったはずとYnさんは言うが、その体で動いてどこまで行けるのか分からないし、何とか張れそうなのでここでビバークすることにしてテントを設営することにする。
無理矢理テントを張ることが出来たが、ポールが上の木の枝が邪魔で一か所本体に通すことが出来なくて穴があったのでそこに突き刺し、地面はテントより狭く谷側部分が足りなくて不安なのでポール上部を細引きで上の枝に括りつけたせいでフライを一か所止めることが出来なかった。
なんとかテントに潜り込み、Ynさんの着替えを手伝うが、左膝、左肘は曲げられない、左手裂傷、右手は肩より上に上げられない。半袖を着ていたので腕も少し裂傷、膝も擦り傷で血が滲んでいる。唯一まともなのは右足だけ。
救助を呼ぶにももう今日は来てくれないだろうからと、ここで一夜を過ごすことにし、怪我以外の部分ではいたって元気で食欲もあり一安心する。

風が全くない一夜だった。

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最初で最後の北鎌尾根1

2022年10月10日 | 

前夜発、途中、岐阜大和SAで撃沈。
翌朝5時過ぎ起床。25分に出発して高山ICで降りてセブンに寄る駐車場で朝ごはんとする。
その先にローソン(最終コンビニ)があった。茶々の前にガソリンスタンドあり177円。

あかんだな駐車場に着き用意をして、9:20のバスにて上高地。

雨は小振りで出発したが次第にキツくなってきたので上高地ビジターセンターにて雨宿り。
お土産、展示パネル、図書も有り、昇巳さん監修の穂高の本などを眺めて過ごす。


雨が小降りになったので再び出発。予定より遅くなったので今日はババ平ではなく横尾止まりにするかな?
誰か知り合いに会うかなぁと歩いていたら、女性ばかりの大所帯を連れたNknsGに会った。

明神館にて昼食。温かい山菜蕎麦を注文したはずのヨネさんだったが間違えて冷の方を頼んでいた。笑



明神館前のミヤマカイドウの実がたわわ。





徳沢園では一寸ザックを下ろして給水しただけで出発。お天気良くないし連休最終日の午後とあって閑散としています。




前穂敗退の時に間違えて左の道に進んでしまったのはこの分岐だ!たしかに真っすぐ続いているのが左の道で、本線は右にカーブしているんだよね。苦笑





↑↓この塊が一つの木に。





雨上がり少し青空が覗いて来た予報よりずっと遅い雨上がり。
横尾に着くとYnさんが若いお嬢さんとお話し中。長野県警の方でした。北鎌って道が無いんですよね?!気を付けてと見送られる。
横尾テントかと思っていたが、時間的に行けそうなのでババ平を目指す。






大きな猿が道の真ん中をノシノシと歩いて来たのにはビックリ!こちらが脇に避け道を譲る。

うーん、写真だと大きさが伝わらないが、通り過ぎるまで微動だに出来ない位大きかった。



















徐々に疲れが出て最後ペースダウン、槍沢ロッヂで待っててくれてると思ったYnさんは居ず、トボトボとババ平へ遅れること10分で到着。
風が吹き出しテントを建てるのに少々手間取る。




風は一晩中吹き、雨も降り出した。明日は止んでいますように。

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6.4km Jog 栗と登り棒

2022年10月06日 | 

6.4km 1時間14分

昨日の朝も走ろうと思っていたのに寝たのが遅くて起きられず。
今日こそ!と走り出したものの途中で栗拾ったり、池で鷺を見たり、校庭で登り棒したりで、走ってんだか何だか、休憩の方が多いんだな。
校庭から家までだけ頑張って走った。
しかし、ボルダーで怪我した踝の傷に靴が当たって痛くて…自然とベアフット走法になり、これはこれでアリか。傷の近くを押すと痛い…打ち身もあったのか。
登り棒では、右膝下の傷に棒が当たって手よりもそっちの方が痛い。
前より上に行けるようになったけど天辺まではまだ遠い。










天辺までもうチョット!


拾った栗で。
茹でてから揚げたら渋皮もいける!とレシピ見て作ってみた。確かにパリパリシして食べられるんだけど少し食感がイマイチかなぁ。しかし栗の鬼皮渋皮まで剥くのは結構めんどくさいと初めて知ったよ。茹でて包丁で半分に切ってスプーンでくり抜いてしか食べたこと無かったからね。

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1テン1テン

2022年10月05日 | ボルダリング&クライミング

5.10c桃
5.10c青

5.10d緑
5.10d橙

宿題5.12c黒 ハマケン
核心2.フォール。
滅茶苦茶しっかり休んで、1テンで抜けた。

2便目、
核心2.左手上げるの意識して頑張ったがフォール。
しかし保持面には届かなかったが、ホールドにはしっかりタッチできた。
左手上げるのには、我慢!右保持もしっかり引き付けろ!
さっきよりテンション時間短く出発して、1テン。

宿題5.12d白 みんみん
右ボテへパツパツから左手寄せでフォール。
その先、ハイスッテップこなせた。足残って落ちたら逆さ落ちやと思ってヘルメット被って行ったのに~繋げでそこまで行けんかった。
右カチクリップ出来ず。
その先の1手のムーブ探って、敗退。

宿題5.12c赤 平嶋
核心迄は繋がったが、やっぱりラグビーボールは叩いてフォール。
そこだけやっても全く止まりまへん。端折る。
最終面、先掛けで輪からのムーブ練習。右スメア高くデッド。
最後にこんな力残ってるか?


12c黒は1テン×2。
まだ意識せなアカンところが分かっているうちは頑張れる。
地獄はこの先。地獄に行く前に登り切りたいな。

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