サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

その気も無いのに言わないで!

2010年08月12日 19時17分43秒 | 時事ネタ
「ザ!鉄腕!DASH!!」国交省から表彰(日刊スポーツ) - goo ニュース

ちょっと前のニュースやけども、気になってたので書いてみる。

日曜夜7:00から放送中のザ!鉄腕!DASH!!
オレも好きで毎週見てる。
中でも好きな企画がDASH村DASH海岸

まずDASH村。
昔ながらの方法で無農薬有機栽培の野菜を作り、自給自足の生活。
そして美しい里山からの恵。
まさにスローライフ。
ホント、定年後にこういう生活ができたら最高だろうなぁと憧れるよ。

続いてDASH海岸。
ヘドロで埋もれた海岸に干潟を作り、きれいな海を再生しようとする試み。
今では随分たくさんの生き物が集まってきた。
昔の日本の海岸の多くでこういう風景が見られたことだろう。
こういう風景がまた戻ってくれば素晴らしいコトだと思う。

そんな試みが評価されたのか、DASH海岸の企画が国土交通省から表彰された。
理由は自然環境の再生に関する取り組みをオンエアし、啓蒙(けいもう)普及に貢献したからなんですと。

そうそう。
こういう啓蒙活動を通じて、日本人みんなが美しい野山や海を取り戻そうと思うのはスバラシイことだと思う。
この考えにオレも異論は無い。

だが!

オレが違和感を感じるのは、表彰したのが国土交通省やという点。
「お前らが言うか!?」と言いたい。

戦後の日本。
戦火により焼け野原となったが、それでもまだまだ里山や干潟が日本各地に残っていた。
それが…。
山々を削って道路を作り、山間部の農村をダムの底に沈め、河川や港湾はコンクリートで固めてしまったのはどちら様でしょうか?
そして今も必要性が疑問視されているダム工事を筆頭に、壊して埋める公共工事が日本各地で続いている。

国交省さん、やってるコトがちょっと矛盾してやしませんか?
民間テレビ局が啓蒙活動を行い、それを表彰しながらも、別な場所ではDASH村やDASH海岸の何百倍何千倍もの山や海が削られたり埋められたりしている。
国交省とは管轄は違うが、農水省がやった国営事業として諌早湾を締め切って干潟をつぶし、貴重な生き物を滅ぼしてしまった史上最悪の公共事業がその代表例。

DASH海岸のような地味で些細な行いに目を向けるのも結構なことだが、もっと大きいところにも目を向けたらどうだ?
国交省から農水省に誰かツッコミを入れたか?

「美しい国日本」とか言うて、結局何をしたかったのか分からんまま辞めてしまった元総理もいたり、去年の今頃は「コンクリートから人へ」を公約に挙げておきながら、政権を獲って以降も結局それまでと何も変わってない、いや変えようとしてないM党。
政治家や国交省の役人どもに聞きたい。
いったいどうしたいの?
DASH海岸の企画が「自然環境の再生に関する取り組みをオンエアし、啓蒙(けいもう)普及に貢献した」
と、本当にそう思ってんなら、まず国交省の役人が行動起こせよ!
公共工事は全部止めろとは言わない。
土建屋さんやその家族にも生活があるからね。
でも、コンクリートで塗り固める予算を、自然の再生の予算に回すくらいはできるやろ。

「国破れて山河あり」

でも、今の政権と役人が考えを変えないと…

「国滅んで山河も無し」

…になっちまうよ。

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コメント (6)
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