サラリーマンのよもやま話

50代独身サラリーマンが思いのすべてをぶちまける!…ってほどの大袈裟なものではなく、ただの日記です。

消費者ニーズに応えるには

2005年11月19日 09時00分11秒 | 時事ネタ
耐震構造 書類不備でも審査 千葉の建築士 5年で90棟関与 (産経新聞) - goo ニュース

この姉歯って建築士さん。
イーホームズって会社がロクに書類も見ないで審査を通してたことにつけこんで、常習的に偽造してたことについては言後同断。
イーホームズって会社も同罪。ともに厳しく罰せられるべき。
だって大地震で建物が倒壊すりゃ何人も死人が出るやろ。今回は事前に分かっただけでも救いやと言えるやろ。
(なんか後から日本中でこんな話どんどん出てきそうやな。今頃ドキドキしてる業者いっぱいあるん違うか。)
でも同情するわけやないけど、たぶん最初はこんな理由やったんやと思う。

不景気でマンションの買い手が無い。
でも売らなきゃ商売が成り立たない。で、値下げが一番簡単な方法。
しかしモノには損益分岐点ってものがある。損してまで売ることはできない。
販売業者は施行業者に値下げを要求。施行業者は設計者に値下げを要求。
業者から「もっと安くしろ!」のプレッシャーに、企業努力でいかんともし難いところまで行き着いたとき…この設計者は原材料を減らすか、質を落とす設計をして安くするしかないと思った。
でもこれじゃ申請は通らないだろう…と思ったらアッサリ通っちゃったよ、みたいな。
これで通るなら安く済む。これからもやっちゃいなよ!みたいな。

消費者側も、とにかく安さだけを要求するんじゃなく、いい仕事してもらいたいなら多少値段に妥協することも必要なん違う?

最後に、論点はズレていると思うが、この設計士さんには高いコスト意識があったからこのような話になったわけで、税金を無限に湧き出る湯水のごとく使いまくるお国(ならびに地方自治体)のエライさんたちにも、このコスト削減意識だけは見習ってもらいたいもんだ。
コメント (4)
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