引っ越しして一年が経ち、
気になって食器棚の中を整理がて掃除をしました。
前の家の時は食器棚が三つ有り、だいぶ処分して今は一つになりすっきりしました。
そこで出てきたのは、私の実家から貰った九谷焼で、
子供の頃から見慣れた器です。
小さめの湯のみです。
改めて見ると模様が細かく繊細です。
湯冷ましも有り、昔の人はゆっくりお茶を飲み、楽しんでいたんだなぁ~と思いました。
次は徳利です、お正月父はこの徳利でお酒を飲んでいました。
その時は徳利の蓋も有ったのですが、今は無くなってしまいました。
よく見ると、右側に兼六園の徽軫灯籠が描かれています。
兼六園の代表する景観の徽軫灯籠(ことじとうろう)は、足が二股になっていて、琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ているので、
その名前が付けられたそうです。
何十年も仕舞きりだったので、徳利に花を生けて出して上げる事に、
久しぶりに日の光にあたり、徳利も喜んでいると思います。