白骨の道 「地を這う虫達の叫び」 ・ メール:kanran@i-next.ne.jp

私の寒蘭栽培と「炭鉱が閉山して崩壊した町」の回顧録
利権に慾る人間の生きざまを赤裸々に綴ります 77歳です

・・・ これが、長崎県白西平産の更紗花です ・・・

2014-06-24 17:03:45 | 日記

長崎県白西平産の更紗について、読み聞きした事を纏めてみました。

昭和三〇年頃、肥前地方の白西平の坪から採取した寒蘭苗から、大円舌無点の素晴らしい寒蘭の花が咲きました。地元の西彼町、西海町又、佐世保地区の先達の方たちによって早咲きの秋蘭として栽培をされていましたが、その後、寒蘭ブーム到来と同時に人気高騰して、県北地区の「秘蔵の寒蘭」として少し遅れて世に出た絶世の銘花の展示会用の大株です。後年、県北地区では各地の蘭会で白西平産の更紗無点花が多数命名登録をされていますが、谷を挟んで左右の「一の谷」と「二の谷」から採取をされた更紗花は大別して二通りに分かれます。

一の谷からは「泰翔」「日本一」「力王」「天彦」などが知られています。二の谷からは「憧心、大雄、西誉、明神、寿心、王心、悠鳳、大隆、大神、眞心、誠心、無心、千鶴の舞,大美の華,西寿、西鷲、大幸望、紅鳳翼、西海の誉、白西錦」と、大変多くの花が各会で登録をされています。

端的にその特徴を言うと「一ノ谷」の坪の花は花弁に厚みがあり葉性ともにチャボ風の特花で魅力に富んだ今尚、流通数の少ない超高級品種となっています。「二ノ谷」の花の特徴は古典的な切れの良い展示会向きの銘花です。こちらは現在増殖株も増えてはいますがその割に大株の流通は殆ど無く、全国更紗系の中の一級の人気種となっています。 写真は、一ノ谷の坪「泰翔」上の写真、と同じく「蘭王」下の写真です

 


・・・ 族議員(国会議員) と 地方自治体の癒着はこれだ ・・・

2014-06-13 10:09:07 | 日記

 平成14年5月10日に農村総合整備事業世知原地区の総合落成式があった。この事業を思い出したので、官僚と地方自治体が誕生させる族議員と国家予算配分の実態に触れてみる。当時町長選挙の公約達成には、県庁職員との癒着は常套手段であった。私が在職中のことである、参議院議員選挙に比例区で立候補した元農林省官僚に対する後援会員の割当があった、県北振興局の〇〇部長が町村別に後援会員の割当をした。建設省出身の〇〇元官僚に投票実績がなければ予算配分が行なわれないので、開作の小塚岳トンネル建設の陳情前に町議や農業委員を通じて投票依頼をした。その時町長は世知原町の建設指名業者全員に対して後援会員の申込みを要請した、つまり土建業者の従業員を後援会員として記入させて県北振興局の〇〇部長に渡したのです。他町村が割当達成に低迷であったのに対して、世知原町は三百名の割当に千八百名を土建業者から集めたのです。結論を言うと、後援会員を一番多く出した指名業者の〇〇組にこの工事を落札させたのです。この事業は、島原市の火砕流災害の後で新設された「農村総合整備事業(緊急防災型)」である、平成8年度から平成13年度にかけて、総額十二億七百万円を投じて世知原町が施工したのです。なんと補助金が十億五千三百万円の高率補助事業だつたのです。新設事業の国の予算が長崎県に割り当てられた、県は世知原町に予算配分を決定したのです。県北振興局の〇〇部長と町長それに随行した私は、予算配分のお礼に上京しました。そして、平成9年3月に退職した私が平成14年5月10日の落成式に招待されたのです。その落成式の祝辞で、町長が「元産業振興課長の計画でこの事業が出来たのです云々」と挨拶したのです・・・ここに正義心から真実を暴露しましたが、真実を暴露する事が本当に正義なのでしようかね ???   

農村総合整備事業(緊急防災型)世知原地区総合落成式 (放火水槽・防災無線・農村公園)

 

 


同和団体が町長室を占拠・機動隊が庁舎外で待機したが(トラウマその4)

2014-06-10 09:45:55 | 日記

「団体が庁舎を占拠した」昔の話である、佐藤将助役、陣野強助町長の時代にこの事件が起きた。この事が私のトラウマになっている、突然、頭痛に襲われたり、息苦しくなる事がある。癌が再発する前に真実を記録しておく事にした。ここに公表する事は冷酷な役場や警察等の仕打ちです。この事件とは、親和銀行が保証協会と共謀、公務員を保証人にして、団体と名乗る土建業者に融資を行った事件である。この団体に渡した証拠(覚書)を役場や警察が隠蔽して、一人の公務員の事件として処理したことです。そもそもこの事件の発端とは・・或る日私が出張から帰って出勤すると、町長室が団体に占拠されていた。桜の紋章と団体名の刺繍がしてある紺色の制服を着た七~八名の組員に、四役と課長達が取り囲まれていた、人権に関する法律を朗読させられていた。今日で二日目だと言う。三日目庁舎の外は薄暗くなっていた、警察の機動隊が庁舎外で待機している、陣野町長は全国団体の幹部から電話で指示を受けていた。そのとき、佐藤助役から、私に対して、交渉人として仲介の労に当ってくれとの指示があった。早速二階の別室で、団体の代表と、佐藤助役、月原総務課長と私が同席して交渉する事となった・・・協議の結果「関係のこの団体を公平に取り扱う・・」と云う覚書を要求されて作成することになった、私が書類を作成して総務課長、助役、町長が決裁して、占拠している町長室で、町長が団体の会長に「覚書」を直接手渡した。この後に事件が起きた。私に対して、この土建業者と右翼団体が言い掛りを付けて来た、恐喝、手形裏書の強要、最後には保証協会と親和銀行が連帯保証を強要するに至った・・・行政組織から交渉人の役を命ぜられた私が地獄に落ち込む事に成ったのである。次に記述する事が、この事件の真相です。この占拠事件で、理事者が江迎警察の事情聴取を受けた、その結果を陣野町長が、私を町長室に呼んでこう話した「私(交渉人)が独断で覚書を書いて団体に渡した事にするようにと江迎警察から言われた」と話された。その後の、保証協会との裁判で、私の弁護士が要求した「覚書」の提出を、陣野町長と職員達が拒否したのです。警察と役場がこの証拠書類を隠蔽した為に、私が彼等から手形保証や連帯保証の強要を受けた原因の究明が出来なかったのです。判決の後に裁判官が私に、貴方は世知原町に対する「遡及請求の訴訟」が出来ますと助言したのです、しかし、自治行政と警察行政そして同僚の裏切り等組織ぐるみで隠蔽が謀られた事で、私は遡及請求訴訟が出来ずに数千万円の保証を被ったのです。その清算は在職中に誰に迷惑を掛ける事無く完了させました。組織が覚書の控を隠蔽しても、相手に渡した書類は存在していたのです。この団体を名乗った土建業者の代表は後日に麻薬使用で逮捕され出所後死亡しました。私は在職中関係の担当課長でしたので、彼らの悩みは良く理解しています。真面目に働いている人達を差別する事は決して許されないのです。人としての彼等の心の叫びを踏みにじって、自治行政や警察行政の保身の為に、弱い個人に全てを転嫁したことは決して許される事ではないのです。


デイ事業の職員採用で、或る病院長が行政の課長を降格処分させた(トラ・その3)

2014-06-04 19:54:22 | 日記

私の町にはデイサービスの施設がなかった、行政では社会福祉協議会でこの事業を開始する為に、町の福祉基金を投じて社協を改造した。世知原町の広報でデイサービスに従事する職員を募集した。行政では筆記試験の後に町の三役と課長が数人で面接試験を行い、最終的には町長(社協会長)の採決で七名(程)の職員が採用された。事件はこの採用通知後に起きた、病院の院長が県の医師会で「デイサービス開始の為に、町行政が私の病院の看護婦を引き抜いた、今後は町で行う予防接種などの保健業務には協力出来ない、住民福祉課長(名指しで)を辞めさせろ」との異議申し立てがあったそうです。県庁から(町長に)忠告の電話があったと言って、町長から私に対して、病院に謝罪して看護婦の採用通知を取り消すように指示があった。町長の指示の通りに本人に電話したが、町長名で採用通知を受けた看護婦は取り消しを承諾しなかった。この言い掛りを付けた時に、この病院では従業員と病院長の間で労働争議があって十名程度の職員が退職していたのです。また、炭鉱閉山後にこの病院を存続させるために、百床の老人ホームの併設の構想を建て、社協に委託したこのデイサービス事業も環境が整い次第後日にこの病院に委託する構想だつた事等誰もが理解していなかったことでしょう。この時の町長と議長は、私の住民福祉課長兼社協事務局長(無報酬)の職を解任し、管理職を解き税務課参事に降格処分をしました。


部下が課長の印鑑を無断使用して、課長が降格処分を受けた(トラウマ・その2)

2014-06-01 18:21:12 | 日記

例年行われている市町村の長期講習会に行く途中で、福祉担当係が人身の交通事故を起こした。その事故処理に追われて殆んど講習会には出席していなかったようです。後日県から保育園に関する補助金交付申請書提出の督促があったそうですが、彼は各保育園に市町村を経由して交付する補助金申請を怠っていたのです、そこで、町長の氏名押印の場所に、担当課長の氏名を記入して、机の上に置いていた課長の印鑑を押し、本年は補助金申請の該当がありませんと記載して県の担当者に送付していたのです。今までに記載した事は後日、本人からの事情聴取で判明した事です。担当者は私に虚偽の理由で、こう相談したのです「補助金の申請期限が切れてしまいました、県は該当なしで処理したので今年は交付出来ないと云うのです」と相談した、私は、この補助金約450万円の交付がなければ、担当者の依願退職金で各保育園に支払わせなければならない、と考えたが、まず、衆議院議員の或る後援会事務所に、私の同窓生が勤めていたので、先生から県に動いて貰う様にお願いしました。その後県に出かけて相談しましたが、相談に応じては貰えませんでした。後日、県庁から町長に対して電話が掛かって来たそうです、その内容は、「あなたの担当課長から補助金の交付は要らないと、書類が出されましたので、そのように処理していましたところ、衆議院の先生から電話がありました、町長からのお願いもなく衆議院の先生にお願いするとは遺憾です。」との県からの苦言だつたそうです。彼が出張中に交通事故を起した事も、その為に補助申請が怠ったことも、彼が、私の印鑑を無断で押印して該当なしの文書を県に提出した事も、全てを私は隠蔽しました。彼は満期退職して間も無く死亡しました。私課長が事務処理を誤り、その不始末を衆議院議員に依頼して処理した、この事件の処理で、彼を懲戒処分にしなかったこと、そして、私が、課長職を解かれて降格処分を受けた事は後悔していません。