白骨の道 「地を這う虫達の叫び」 ・ メール:kanran@i-next.ne.jp

私の寒蘭栽培と「炭鉱が閉山して崩壊した町」の回顧録
利権に慾る人間の生きざまを赤裸々に綴ります 77歳です

・・・ 族議員(国会議員) と 地方自治体の癒着はこれだ ・・・

2014-06-13 10:09:07 | 日記

 平成14年5月10日に農村総合整備事業世知原地区の総合落成式があった。この事業を思い出したので、官僚と地方自治体が誕生させる族議員と国家予算配分の実態に触れてみる。当時町長選挙の公約達成には、県庁職員との癒着は常套手段であった。私が在職中のことである、参議院議員選挙に比例区で立候補した元農林省官僚に対する後援会員の割当があった、県北振興局の〇〇部長が町村別に後援会員の割当をした。建設省出身の〇〇元官僚に投票実績がなければ予算配分が行なわれないので、開作の小塚岳トンネル建設の陳情前に町議や農業委員を通じて投票依頼をした。その時町長は世知原町の建設指名業者全員に対して後援会員の申込みを要請した、つまり土建業者の従業員を後援会員として記入させて県北振興局の〇〇部長に渡したのです。他町村が割当達成に低迷であったのに対して、世知原町は三百名の割当に千八百名を土建業者から集めたのです。結論を言うと、後援会員を一番多く出した指名業者の〇〇組にこの工事を落札させたのです。この事業は、島原市の火砕流災害の後で新設された「農村総合整備事業(緊急防災型)」である、平成8年度から平成13年度にかけて、総額十二億七百万円を投じて世知原町が施工したのです。なんと補助金が十億五千三百万円の高率補助事業だつたのです。新設事業の国の予算が長崎県に割り当てられた、県は世知原町に予算配分を決定したのです。県北振興局の〇〇部長と町長それに随行した私は、予算配分のお礼に上京しました。そして、平成9年3月に退職した私が平成14年5月10日の落成式に招待されたのです。その落成式の祝辞で、町長が「元産業振興課長の計画でこの事業が出来たのです云々」と挨拶したのです・・・ここに正義心から真実を暴露しましたが、真実を暴露する事が本当に正義なのでしようかね ???   

農村総合整備事業(緊急防災型)世知原地区総合落成式 (放火水槽・防災無線・農村公園)