ひょうごの在来種保存会

会員さんも800名を越えました。活動報告を発信します。

09.07.26 保存会の県外調査(大阪)⑥道の駅「かなん」

2009年08月19日 | 保存会の現地研修会
3つのなにわの伝統野菜を見た後は、伝統野菜を買うことが出来る道の駅、「かなん」へ向かいました。
休日ということもあり、直売所は大勢の人です。。。

直売所の支配人兼農事組合法人専務兼道の駅駅長の阪上さんにお話を伺いました。

阪上さんについて詳しい情報
http://www.jsapa.or.jp/chisan/hyosyo08/PDF/04-2-2.pdf

阪上さんは河南市生まれ、JA大阪南で営農指導。退職後、道の駅かなんへ。
・この地方は技術力が高い農家が多い。たとえばきゅうりでは、高値となる時期の出荷を目指して、当時はなかった7月植え(夏秋きゅうり 9月上旬から12月上旬出荷)という新しい作型をつくった。
・今はなにわの伝統野菜は17品目があが、府内で河南の作付けが一番多い。今でも9品目を出荷している。需要に対して絶対量は足らないが、「伝統野菜を買える道の駅」として知られている。
・なにわの伝統野菜は当初2年間はPR不足で誰にも見向きをされず、したがって漬物屋等加工業者や八百屋、居酒屋を廻った。最初に火がついたのは居酒屋だった。
・販売ではお客さんに話をすることを心がけている。たとえばサトイモを買うお客さんには、石川早生は、大和川を源流の一つとする石川の流域にあった石川村が原産地であるが、石川村とは今で言うこの河南のこと・・・とか、興味深いお話をたくさん伺いました。