水曜会テニスの日ですが、残念ながら雨。「それでも…」と出かけた三芳町のコートには何カ所も水溜り。思った以上に降ったようです。仕方がないので、MLBのワールドシリーズをTV観戦しながらブログを書き始めました。
赤紫色の、この植物は「アカザ」。漢字では「藜」ですが、とても書けません。出会ったのは、例のごとく智光山の薬草園。茎の先端の若葉も赤紫で、子供のころ走り回った原っぱや荒れ地でよく見かけた記憶があります。調べると、ホウレンソウの仲間で中国やインドあたりの原産、日本には遠い昔に渡来したそうです。元々は救荒野菜として栽培され、ホウレンソウのように若葉を茹でて食べたのだとか。ただし、結石のもととなるシュウ酸を含むので「食べ過ぎないように」と注意書きも。写真に撮った穂状のものはどうやら花のあと。一つが5ミリほどの花は花弁がなく、角が丸まった五角形で黄緑だとありました。名前の由来は不明です。
ニワトリの餌にもなるから、英語では「Fat Hen(雌鶏)」。窒素分を好み、背丈は2メートルにもなって茎が木質化。軽くて丈夫な特性を生かして、お年寄りのための杖に。古くから「この杖を持つと中風の予防になる」という言い伝えもあったとか。葉の搾り汁は虫歯や虫刺され民間治療薬に使ったとありました。明日はリバーの練習日。さあ、藜の杖のご厄介になったとしても、テニスだけは楽しみましょうね。
(64蛍)
私達が見たのは5月。今頃は花が咲いているのですね。