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映画「兄弟」鑑賞後の雑感

2007年10月30日 16時09分16秒 | 映画の話
10月21日は、私の誕生日でした。

この日は、夫と一緒に広州天河城に在る飛揚影城と言う映画館に行き、10月18日より公開になった「兄弟」を鑑賞してきました。

この作品の出演者は、80年代に人気をはくした「五虎将」こと、アンディ・ラウ(劉徳華)はじめ、フェリックス・ウォン(黄日華)、トニー・レオン(梁朝偉)ミウ・キウワイ(苗僑偉)、イーソン・チャン(陳奕迅)、ホアン・イー(黄奕)を加え、トニー・レオンを抜かした「四虎将」が主演しています。


「五虎将」の中で私が好きなのは、一番がフェリックス・ウォン(黄日華)、二番トニー・レオン(梁朝偉)、三番アンディ・ラウ(劉徳華)、四番ミウ・キウワイ(苗僑偉)と来て、ケン・トン(湯鎮業)は特に興味なしです。ファンの方、ごめんなさい(汗)
だって、ケン・トンが坊主頭で、太っているので…、なんだか太った市川海老蔵さんとか、松平健さんっぽいんだもの。

ケン・トンの画像を検索したら、こんなのを見つけました。
ラクダ色の股引にインナーシャツ…、似合いすぎる

今回の作品では主役ではありませんでしたが、フェリックス・ウォン(黄日華)演じるマフィアのボスの養子(阿鬼:アーグワイ)が男気に溢れていて、かっこ良かったと思いました。後半部分で、敵対するマフィアのボスの息子・ケン・トン(湯鎮業)と、タイで壮絶なカーチェイス&銃撃戦の果てに刺し違える形で死んでしまいますが…。
正確に言えば、ケン・トンの最期は仲間だと思っていた男に裏切られて死んでしまうのですが、映画を観た限りでは極道はろくな死に方ができないと思いました。
どつき、どつかれ、殺し、殺されです。

「兄弟」に出演している五虎将は、1991年にエリック・ツァンプロデュースの「五虎将之決裂」と言う作品でも競演しています。


91年の写真を見ると、みんな若いですね。
でも、アンディ・ラウとトニー・レオンは昔とあまり変わらない様な気がします。やはり、人間の衰えを感じるのは皮膚の弛みや体型の変化なのだなぁ…と映画を観ながら感じました。やはり、みんな40代後半。昔で言えば、既に初老を向かえている年ですが、男性は40歳を過ぎてからが本当の人生とも言われているので、若い時には若い時の、中年には中年なりの魅力があります。

だけども、だけど♪(小島よしおさん風に)
作品の中で紅一点のホアン・イー(黄奕)は、1979年生まれ。まだ、28歳のフレッシュな女性です。
対して恋人役のミウ・キウワイ(苗僑偉)は1958年生まれの49歳。(私の母と同い年)、そして、元恋人役の于栄光は1958年生まれ…、50歳っ!于栄光とは親子ほど年が離れてるのに、大学の同級生って設定だったので、配役に結構な無理があった様な気がしました。
二人とも個々にあげれば、良い役者だとは思いますが…、この人達の年齢設定は一体何歳なのか?すごく謎でした。…と言うか、ちょっと笑えました。黄奕扮する、美人弁護士も30代の役なのでしょうが、男性陣と年の差約20歳と言う事で、若さが際立ってしまい、実年齢28歳前後にしか見せませんでした。可愛らしい女優さんなので、老け役には向かないのかも知れませんが、50歳の人と同級生の役ってのも絵面を無視したすごい配役だと思わずにはいられません。
30代で美人弁護士役ならば、もっと適役な女優もいたのでは。

男性陣も30代~40代の役柄なのだと思いますが、ちょっと、30代には見えないかなぁ…、やっぱり40代後半だなぁ。

「兄弟」の内容からは脱線していますが、とミウ・キウワイ(苗橋偉)の組み合わせで忘れてはならないのは、香港TVB製作のドラマ「射英雄伝」(83年)での競演だと思います。私もこのドラマは大好きで、全話観ました。そのせいか、この二人に対しては黄日華=郭靖(頭は良くないが、正直者で正義感や忠誠心が強い)、苗僑偉=楊康(要領が良いが、ずる賢い。悪人か善人か分からない)と言うイメージがありましたが、今回の「兄弟」の役柄でも二人は義兄弟の役柄で、やはり役柄も黄日華は正直者で忠誠心が強い役で、苗僑偉は悪人か善人か分からない役柄でした。ヤクザの息子として生まれながらも、一途に良い人になりたいと願っている人物だったと思います。

83年TVB「射英雄伝」より
若き日の黄日華(郭靖/左)と苗橋偉(楊康/右)

さて、「兄弟」の撮影では、タイでのロケも敢行し、タイの街中を黄日華がイーソン・チャンを三輪タクシーに載せてカーチェイスを行うシーンがありました。この辺りが物語の山場でしたが、三輪バイクタクシーのカーチェイス…どこかで見た様な。
このシーン、タイ映画「マッハ!!!!」の一場面にそっくりなのです。狭い路地を三輪バイクタクシーで駆け抜け、屋台をすり抜けて行く場面の撮影では、後ろの座席に乗ったイーソンが手に怪我をするアクシデントも。


もしかして、ちょっと「マッハ!!!!」を意識しているのでは??

アンディは良い人
10月13日、香港の少年(9歳)が台湾の飲料メーカー「道地」の飲み物を飲んだ所、消毒液が混入されており、病院に搬送される事件がおこりました。実は少し前にも台湾でも同様の事件が起こったばかりだったので、メーカーにとってはイメージダウンだった事でしょう。
実は、このメーカーのイメキャラをアンディ・ラウが勤めているのです。イメージ回復の為のパフォーマンスか、アンディは「兄弟」のプロモーションの席で、用意されたお茶を何とコップに五杯も飲んだのです。
漢(おとこ)だ

アンディは健康の為に普段は冷たいドリンクやコーヒーは飲まず、ミルクティーも必ずホットで飲んでいると聞いた事があります。
彼は遺伝性高コレステロールや子供の頃からB型肝炎菌の保菌者(キャリア)だと言う事で、体調管理には事の外気をつけているようです。以前、病院で検査した時に、医者が「水分の過剰摂取と汗のかき過ぎにより、尿が薄くなりすぎている」と言っていましたが、大丈夫なのでしょうか。酒のがぶ飲みよりは良いでしょうが、お茶でもそんなに飲んだらお腹を壊しそうですね。
好漢・アンディ…。体に気をつけて。

林家棟

「兄弟」の作品中、アンディの相棒役の刑事役を務めた林家棟。彼の勤めた役は正義感は強いが、気が短かく熱くなりやすい、すぐに暴力を振るう…と言った役柄で、冷静沈着で紳士的なアンディとは対極的な人物でした。刑事物のドラマに出てくるような「良い刑事・悪い刑事」(good cop, bad cop)みたいな感じで、アンディは、取調べで容疑者の方を叩いてカツ丼をとってくれるタイプ、対して林家棟は手厳しく取り調べするタイプを演じているのが分かりました。
しかし、そんな所よりも、私には気になって、気になって仕方がなかった事が…。
林家棟が誰かに似ているという事です。
あの、出っ張った頬骨に、四角い顔…。
蟹江敬三さん、そっくり…もしくは、腹話術師のいっこく堂さん
少なくとも、私は彼が出演している作品を目にするたびに、香港の蟹江敬三と言う印象が強かったのですが、ここまであからさまに刑事役で出てくると、素晴らしいとしか言えません

トニー・レオン
今回の作品にトニー・レオンは出演していませんが、私の個人的な意見を述べると、彼は出演しなくて正解だったと思いました。勿論、彼の演技は素晴らしいし、私も大好きな役者です。
しかし、彼は人気もあるし、何よりも、この映画の出演者達よりも人気も個性もあるので、例え脇役であっても他の出演者や主役の色をすべてトニー色にしてしまう可能性があります。良い意味でも、悪い意味でも。

本人にはそのつもりは無くても、彼の雰囲気や表情、仕草の一つ一つにトニーの色気が凝縮されているので、彼と一緒に出演する人も相当に個性の強い人でないと、主役であっても主役で無いような感じになってしまうのではないかと思います。今回は「色・戒」と同時期に撮影、公開だったので、トニー抜きでの「四虎将」で出演でしたが、一部報道にあったアンディとトニーの不仲説も、トニーは完全否定し、映画館を貸し切って「兄弟」を鑑賞したそうですが、これがパフォーマンスでない事をいのるばかりです。
話は尽きませんが、今回はこの辺で。



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