★~KIDのあれこれ雑記帳~★

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ミラクルワールド広州

2006年05月06日 01時25分50秒 | エッセイ
 『食在広州』(食は広州に在り)と言う言葉がある通り、広州は食材の宝庫でもある。このゴールデンウィークは友人の陳氏夫婦と明明(私の相棒)と一緒に広州市内の繁華街である北京ロード上下九路をブラブラし、北京ロードのレストランでアフタヌーンティーと洒落込んだ。

 この日は北京ロードで明明の夏服を新調したり、上下九路で何件も店をまわったりしながら、ショッピングを楽しんだ。ちょうど、下九路辺りで写真を撮っているとびゃ~、びゃ~♪とチャルメラを吹く音が、周りを見渡すと歩行者天国になっている道路の真ん中辺りに何やら妖し気な叔父さんが!
どれだけ妖しいかと言うと、竹で編まれた帽子を被り、頬を赤く染め、口紅を塗り、ニワトリの形をした張りぼてを下半身に装着しているのだ。そんな格好をして、チャルメラを吹いて何をしているのかと言えば、ただの趣味…じゃなくオリーブの砂糖漬けを売る列記とした職業なのだ。しかも、こう言うチンドン屋みたいな出で立ちで、広東名物のオリーブの砂糖漬けを売るのは伝統的な売り方ただそうな。
オリーブと言えばポパイのガールフレンド…じゃ無く、真っ先に思い浮かぶのはオリーブオイルやDHCの化粧品類などのオリーブを使った製品だと思うが、実際日本では丸ごと形が残っているオリーブ製品を見る事はあまりない。有ったとしても、ピザなどにちょっと乗っかっている様なトッピング程度だろう。日本人は中国人に比べるとオリーブ製品に親しんでいる様で以外に食べ方はそれほど多くない。しかも、日本人の感覚で言うとオリーブ=油のイメージが強いので、その実をお菓子として食べる為に砂糖で漬けるなんて考え付かないと思う。
私は明様の実家に初めて行った時にオリーブの砂糖漬けを食べたのだが、広東一帯ではお茶請けのお菓子として、スーパーやコンビニ、駄菓子屋の様な場所でも普通に売られている物だ。なので商品自体は珍しい物ではないのだが、問題はこのおじさんである。凄く面白い格好をしているので、写真を撮らせてもらおうと近寄るとバッチリカメラ目線で写ってくれた。しかも、嬉しそうにチャルメラまで吹いてくれる大サービス。中国人は写真を撮るのも撮られるのも大好きな人達である。しかし、難点としてはカメラを出すと不自然なポーズを取ったりするので、スナップ写真が撮れない事だが、この時撮ったおじさんの写真はお気に入りだったりもする(笑)聴く所によると、この様な格好でオリーブの砂糖漬けを売る伝統は、百年前には既に地元も風物詩だったそうだ。それが1930~40年代に最盛期を向かえ、人々からは『公鶏欖』(雄鶏オリーブ)と呼ばれ親しまれていたそうだが、時代の流れと共に今では上下九路でしか見る事が出来なくなってしまったそうだ。

オリーブ売りのおじさん

オリーブの砂糖漬け

またまた、一行が下九路を進んで行くと一角に火腿(フォトゥイ)と言う豚の腿肉を丸ごと使った中華ハムを売る店があるのだが、この店には子豚のミイラが飾ってあるだ!ハッキリ言って気色悪いと言うのが第一印象なのだが、面白いのでこれも写真に撮ってみた。しかし、この湿度が高い時期…、カビが生えてしまっている。まあ、火腿(中華ハム)自体は熟成される過程でカビが生えるのが普通で、何度も塩水で洗いながら塾生され美味しい火腿が出来るのだが、私の記憶の糸を辿ると…この店は昔、ビビアン・スー久本雅美さん、高田純次さんが出演する中華料理を紹介する番組で紹介された事があった様な気が…

店の入り口で豚のミイラがお出迎え


店内には中華ハムの名品『金華火腿』がずらりと並んでいる
太くて、まるで私の脚を見ている様…


素敵な陳氏夫婦(新婚ほやほやです)

3月の結婚式にて 


やはり、中国の名物と言って欠かせない物と言えば…、やはりお茶!私の友人である星宗(シンヂョン)君は、大のお茶好きで急須や茶器なども収集しているお茶オタクである。うちの明様の同級生で同い年なので、まだ26、7歳なのだが茶器やお茶に興味を持っている点では私と話が合うので、お茶と陶器の話、健康の話を始めるとその話題だけで二時間は軽く語り合えるのだ。この日、私達はお茶と中国茶器の専門店に行き、茶器を見て回ったが、そこでこんなお茶を発見した!

2008年北京オリンピック申請成功記念茶!
このお茶が何茶か分かった人は中国茶通だと思う。この様な茶葉の形を『茶餅』(チャービン)と呼ぶのだが、これはプーアル茶を発酵させ、持ち運びを便利にする為にこの形に固められているのだ。しかし、オリンピック申請成功記念茶とは中々味な事をするものだ。それに、プーアル茶は長く置けば置くほど塾生されるそうなので、今購入して二年ぐらい保存して置いて2008年の北京オリンピックの時に飲もうかなぁ…とも考えているのだが、その頃まで中国にいるだろうか?身体に異常が無ければ中国で長く過ごしたいけれど、二年後のオリンピック頃までには子供の1人位はいるかも知れない。うちの明様は2008年2月29日に合わせて産んだら良いとか冗談で言ってるが、そんなに上手くいく訳がないでしょう
でも、オリンピック茶…買いたいなぁ、今度こっそり買いに行っちゃお!







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色は穏やかなレモン色。ぷるんっとした食感が人気の中華スイーツといえば愛玉子(オーギョーチィ)。みなさんは食べたことがありますか?実はこれ、寒天やゼラチンを使ってつくるゼリーではないのです。種子を袋の中に入れ、水の中でもみもみすると、あーら不思議。水が黄色っぽくなってきて、次第にとろみもついてきて、しばらくするとプルンッとした「愛玉子」のできあがり!
本格中華の他、中華スイーツも充実しています。今年のお勧めは『愛玉子』ゼリー








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