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美麗拳王(ビューティフル・ボクサー)

2006年01月13日 16時49分59秒 | お勧め
http://www.beautifulboy.jp/
随分、前の話になってしまうけれど、去年の10月はこの映画を10回以上観た。本当に良い映画だと感じているからこそ、10回以上みてもまだ飽き足らず、うちのミン様にも宗教の勧誘の様に何度も観せたものだ。もう、マインド・コントロール以外の何者でもない。
この映画は日本でも公開されたと思うが、トニー・ジャーの『マッハ!!!!』を初め、最近のタイ映画には面白い作品が多々ある。特にタイと言えば、ムエタイ(タイ式キックボクシング)とニュー・ハーフという事で、この要素を取り込んだお話は香港映画と言えど真似しがたい部分だ。あと、独特の仏教の思想感も中国の道教などを取り込んだストーリーにも通じる部分がある様に思えた。

そして、この話は日本でも知られている、オカマボクサーこと、トゥン・パリンヤーの伝記映画でもある。そう、この映画の主人公は実在の人物である。そこが味噌だ。香港映画や中国映画界にも、本当に武術ができるアクションスターは多い。しかし、中国勢に劣る所…、オカマのカンフーマスターを演じる様な人はいない。
(昔の成龍映画にはいた様な気がする)、しかし、可愛くて、それでいて本当に武術ができる人と言えばかなり限られてくる。しかも、中国のアクションスターはそんなに若いスターがいない。JET LIやDONNIE YANだって42歳、今年で43歳だし、若くは無い。彼らは大スターなので、いまさらオカマの役なんて演じないだろうし
なので、この映画はかなり斬新な映画に感じた。その中で主役をはるアッサニー・スワンは元ムエタイボクサーだった。この映画のオーディションに合格した為に02年に現役を引退、芸能界に転身した。しかも、チャンピオンになった経験もあり、本当にボクシングが出来る人なのだ。おお!何とも素晴らしい人材がタイにはいたのね!っと感激してしまったその、引き締まった体から溢れる闘志やボクサーとして女の心との間での揺らぎ、葛藤。幼い笑顔から溢れる優しさ…、彼は良く表現していた。特にトイレに隠れて化粧をしたり、ムエタイ訓練所の仲間との生活などの様子は、そのコソコソ感が非常に面白く、本当に可愛らしいの一言に尽きる。そして、本当の自分の姿を追い成長して行くパリンヤーの姿には感動を覚えた。誰にも理解されない苦しさを自分の力で跳ね除けようと必死で突き進む姿に心が熱くなった。
この映画は是非、是非お勧めしたい映画です

ビューティフルボーイ APS-91
ビューティフルボーイ APS-91

■内容:ビューティフル ボーイ
タイの農村で生まれた少年・トゥムは、自分は女の子だと信じる男の子だった。弱虫でいじめられっ子のトゥムだったが、しかし、たまたま出場したムエタイ大会で勝ってしまう。家族のために苦しいムエタイの道を選んだトゥムだったが、勝てば勝つほど、女性としての自分を抑える辛さは耐え難いものとなった。そしてある日、トゥムは化粧をしてリングに上がることを決意した…。
実在したキック・ボクサーで、日本でも試合を行って"オカマちゃんボクサー"として話題となったパリンヤー・ジャルーンポンの半生を描く。主演はチャンピオン経験もある元キック・ボクサー、アッサニー・スワン。そのほか、日本からは女子プロレスラー・井上京子が出演。ド迫力の試合シーンを展開する。性同一性障害を持つムエタイ戦士としての苦悩を描ききった、涙と愛のストーリーである。



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