「冬」の寺報の表紙写真を撮ると言いながら、相変わらず「秋」な写真を撮っています。(笑)
でも、屋外で冬を撮るには、まだまだ早いことをようやく悟りました。
冬至にも半月以上の間がありますしね。
先月に行った箱根では紅葉する前の光景しか見られませんでしたが、境内でも色付いていく木々を十分に観賞することができます。
それがどれほど有り難いことであるか分かってはいるのですが、ついつい忘れて他所の紅葉を見たくなるのが常のこと。
見慣れてしまうと、それが当たり前になってしまって、最初の感動が薄れてしまうものです。
美しいものも、美しいと感じることができなくなります。
きっと、いろんなものに慣れて、いろんなものを当たり前にしてきているのでしょう。
他人の好意も善意も、自分の悪意も悪行も、慣れてしまえば当たり前のものになり、感謝や慙愧の心も、どんどんどんどん薄れていく。
だから立ち止まる瞬間が必要なのだと思います。
立ち止まった瞬間、改めて周りを見て感動することがあるように、当たり前としてしまったすべてのものが、当たり前ではないことに気づけるご縁がきっとあるはず。
たぶん、他所の紅葉を見ることが、私にとって境内の紅葉が「当たり前」から「有り難い」に変わるご縁なんじゃないかなと思ったりします。
…とかなんとか、もっともらしいことを言っていますが、一番の理由は「自分で掃除をしなくていい紅葉を見たいだけ」だったりして。(笑)
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