goo blog サービス終了のお知らせ 

佐賀大学病院放射線科アンオフィシャルブログ ~さがの読影室から~

放射線科医の日常や、診療紹介、推薦図書などをご紹介します。問い合わせ先等、詳しくはカテゴリー「はじめに」をご覧下さい。

2011.03.07

2011年03月07日 22時40分17秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
先日はいわゆる教科書を紹介したのですが、アマゾンの「同時にこんなのを買っています」という部分に載っていた本です。
どうもあの部分に弱く、ついでに買ってしまいました…

流れのふしぎ (ブルーバックス)
クリエーター情報なし
講談社


簡単な実験と、その応用技術、原理がわかりやすく書かれています。教科書は難しすぎたので、こっちの本ばかり読んでいます。
渦のことを知りたかったのですが、特に僕の知りたかった渦(ランキンの組み合わせ渦)についてはあまり深く書いていなかったのが残念…

しかし、キャビテーションなど今まで不思議に思っていた現象や、ピトー管の原理などに触れることができました。
物理をきちんと勉強していないと、なぜ水中のスクリューが回転するときにそこから泡が出るのかなんて、わからないですよね??

流体とは何なのか、という基礎的なことも知らずにPC-MRIのコンピューター解析を始めかけていたのですが…この流れは一体どこへ行くのだろう?

溺れないように見守っていてください。

2011.03.06

2011年03月06日 23時05分48秒 | はじめに
昨日の仕事帰りの写真です。





渦が気になると、空の様子もいつもと違って見えてきます。



気温が低くて、菜の花は少し元気を失っています。
逆光での撮影の練習。
日中(?)シンクロを覚えたいのですが、まだ露出の合わせ方がよくわかりません…

桜には間に合わせたいと思っているのですが、どうなることやら。

2011.03.03

2011年03月03日 22時01分16秒 | 独断!放射線科医の推薦図書
冬に逆戻りしたような気温。現在外気は2℃。

最近は学生に逆戻りしたような勉強をしなければならないかな…と焦っています。

流体力学 (物理テキストシリーズ 9)
今井 功
岩波書店


放射線科医に必要なのか、必要でないのか…
不必要なものなど無い、というような一般論は、限られた時間の中ではあまりに陳腐です。

しかし、運良く流体力学の専門家に会えたとしても、今のままではまともな会話すらできそうにないし。
相談されて一番困るのは、相手が何をしたいのかわからない、ということです。そして、それ以前に共通言語を有していない、ということ。
コンサルトでもしばしばありますよね?

なるべくなら、逆の立場にはならないようにしたい。

それはそうと、渦と一言でいっても色んな種類、解析があるんですね。そして様々な分野で相互的に研究が行われているようです。ちょっと覗いただけでも、二次元の渦を表現する方法が山のようにありました。線の色、太さ、矢印のつけ方、光の当て方(ボリュームレンダリング好きな方はイメージが湧くでしょうか?)などなど。


ま、書評を見ると、とても評判の良い本なので1冊買っても良いかな。

2011.03.02

2011年03月02日 21時58分20秒 | オフタイム
昨日とはうって変わって晴れ。
しかし、北寄りの風が強く吹いていたようです。

今朝はちょっぴり不思議がなことがありました。

普段、夢を見て目がさめることはないのですが、今日は4時前くらいに目がさめてしまいました。
高速道路を運転中に、多重事故の脇を通る夢…
一応、クルマは流れているので簡単に停車するわけにもいかず、でも緊張性気胸を起こしているヒトもいるし…安全に18G針をさせるのは第二肋間鎖骨中線だよな…?(今、再確認しました)、トリアージタグはどうやって判断するんだっけ…?などと考えているうちに、覚醒度が上がってきて、パチリ。
その後、1時間半ほど寝付けませんでした。

そして、ほぼその時刻に某所で実際に多重事故があったのです。

ウソのようなホントの話。

ちなみに、夢の話には伏線ぽいこともあって、前日研修で大学へ行ったときにエースのKくんと救急処置の話をしていたのです。挿管チューブの固定位置やら、カテコラミンの使い方やら。放射線科だと、たま~にしかそういう場面に出くわさないので(そんな事態に遭遇するのは、本当に大変な場合だし…)、時々確認しておかないといけないよね、などと。

こんな夢を見るのは、気が弱い証拠ですね。


2011.03.01

2011年03月01日 22時22分31秒 | オンタイム
今年度、最終月の始まり。
少し冬に逆戻りしそうな天気ですが、菜の花や梅、桃の花が咲き始めており春らしい雰囲気が漂いだしました(写真は撮れませんでした…)。

本日は研修日。

撮影を見学したあとは、研究室にお邪魔して解析方法を探ってきました。
アテは外れてしまったのですが、「何かできそうなんだけどな…」という雰囲気は残っています。今日のところは、Dくんと話をして次回にトライする項目を抽出して終了。

4次元的に変化する螺旋あるいは渦の解析をどのように行うかが難しく、今回気づいた失敗も3次元+時間のファクターの関連をよく理解していないところに起因していたようです。
なるべく簡単な解析方法を見つけたいのですが、数学的なことが苦手なので正しい道になかなか辿りつけません(と、いうか道筋もよく見えない…)

ま、趣味みたいなものなので、泣き言を言っても仕方ないか。
とりあえず来週まで、参考文献を探していきましょう。