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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:砂糖の42年振りの高値に文句を言う消費者の問題点

2023年09月24日 11時09分24秒 | 社会全般
2か月前の話しだが、砂糖が42年振りの高値に文句を言っている人が沢山居たようだった。砂糖のみならず、全ての商品の値上げに多くの国民が文句をいっている。しかしこの様な感覚の所為で、多くの国民の収入も上がっていない事に気が付いていない事に強い懸念を感じている。

バブル崩壊以降の30~40年間、殆どの物価が上がらなかったと同様に、収入も上がらなかった。バブル崩壊で景気が悪くなった事が主原因ではあるが、収入が上がらない状況下で、収入を上げる為の努力はせずに、支出を減らす方への努力を、企業も国民もしてきた。そして企業が支出を減らす為に、従業員の給料も増やさないで、40年が経過してきた。そのため殆どの国民は、安いモノを買う事と節約する事に慣れてしまい、モノの値段が上がるとヒステリー状態になってしまっている。

その間、他の先進国の物価及び収入は上がり続け、中進国の物価と収入は日本に並び、そして後進国の物価及び収入も日本に迫ってきている。日本人はこのままで良いのだろうか?

また物価及び収入が上がらない理由の一つに供給過多がある。そして供給過多になっている理由は、既存の既に飽和状態の産業に、新規参入者が入り続けている事にある。これを是正しない限り、収入の上昇は微々たるモノになり続けるだろう。そして、物価の上昇は、あくまで輸入価格の上昇分のみに留まるであろう。

この辺りの問題点を、「壊れたニッポンを治す為の処方箋2」に記載しているので、是非参考にして頂きたい。
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