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壊れたニッポンを治す為の処方箋#2:SDGsの間違い(その7) ー (5)各再生可能エネルギーの特徴と問題点:①太陽光発電(ソーラーパネル)

2022年12月03日 13時57分50秒 | 経済
①太陽光発電(ソーラーパネル):
太陽光発電(ソーラーパネル)にはメリットはは有るが、デメリットが余りにも沢山ある。そして考慮すべき重大な問題点も存在する。それでそれらを順番に整理していきたい。

メリット:
・太陽と云うもっとも強力な自然エネルギーを元にしており、発電の際には二酸化炭素を排出しない。
・ポータブルな電源としても活用でき、災害などの非常時などに置いても、大変使い勝手の良い仕組みである。

デメリット:
・天候に左右されるため、安定した電力の供給ができない。特に夜間は発電出来ない。
・太陽光発電の寿命は決して長く無く(20年前後と云われている)、リサイクル時にコストがかかる素材で作られている。また撤去時にそれなりの費用が掛かる。
・発電コストが決して安くはない。(再エネ賦課金が、電力料金を引き上げている)

問題点:
・森林を伐採して太陽光発電を設置する事が多く、二酸化炭素を吸収する森林を減らしているだけでなく、土砂崩れなどの災害を発生させるなどの自然破壊を誘発している。
・農地に太陽光発電を設置している場合も多く、自給率が低い日本で農地を転用している事自体に問題がある。
・水の災害等で太陽光発電が水に浸かった状態でも、太陽光発電は発電し続けるため、感電などの起こる可能性がある。
・安全保障の観点で、重要インフラは自給すべきであるが、現在国内で使用されている太陽光発電の殆どは、外国メーカー品である。
・ソーラーパネルには有害物質が含まれているが、それを廃棄する際には産業廃棄物として取り扱わなければならないが、不法投棄される可能性が高い。

対策:
・農地や森林を転用しての太陽光発電の設置は原則禁止とする。
・農地に太陽光発電を設置する場合、農業と共存する形での太陽光発電を設置(ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電施設))のみ原則可能とする。
・家庭用での設置は推奨せず、既存のまたは新設する大規模建造物の上に太陽光発電を設置する方向で推進する。例えば、工場やビル、または駅の屋根の上、等、比較的広い面積を確保できる建物の屋根に設置する。特に災害時の避難場所となる学校の屋上は、災害時の緊急電源としても活用できるため、推奨すべきである。
・天候に左右され、夜間は発電出来ないため、安定供給としての電力源(ベース電源)として考慮してはならない。

次回に続く...
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