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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:2月26日の日経「働く時間 より短く」の間違い

2025年04月06日 08時28分04秒 | 経済
2月26日の日経に「働く時間 より短く」と云うタイトルの記事があったのだが、よくもまぁこの様なデタラメな分析をした記事を書くよな…と感じた。労働時間が短くなった原因は103万円の壁なのだが、それに全く触れていないと云う事は、財務省に書かされているのだろう。

この記事では、数年前との比較において、日本人の労働時間が減っており、そしてコロナ過であった2000年との比較においても、労働時間の戻りが他国と比べて少ないと言っているのだが、二つの面で間違いがある。

間違いの一つ目は、コロナ禍では多くの国が経済活動を止め、そして失業者に対して支援を施したのだが、日本はある程度の経済活動を続けたダケでなく、企業が従業員を解雇しない様に、企業に対して支援を施している。そのお陰で、コロナ過での日本の労働時間の落ち込みは他国より少なかったハズで、当然、今現在の戻りの割合も、他国よりは少なくて当たり前である。

二つ目の間違いはもっと重要で、日本の場合は103万円の壁があるから働かないだけである。パートであっても、時間当たりの賃金は少しずつ上昇している一方で、103万円の壁が変わらなければ、自ずと労働時間は減らす必要がある。

2024年度の平均労働時間は、月で約80時間との事で、年間にすると960時間となり、時給が1070円で丁度103万円辺りになる。時給が900円だと、約1140時間働ける事になる。この事から、単に103万円の壁が長年変わらなかったから、労働時間が減っているだけである。

この様なクズな記事を書かせている財務省の解体と、財務省のポチ議員の政界からの抹殺を、本当に急ぐ必要がある。

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