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壊れたニッポンを治す為の処方箋#2:SDGsの間違い(その3) ー (2)植物には二酸化炭素が必要であるが...

2022年11月20日 09時53分03秒 | 経済
”二酸化炭素飢餓”と云う言葉を聞いた事は有るだろうか?これは農業従事者、特にハウス栽培をしている農家と、これに関係している業者、例えばハウスを作っているメーカや業者などしか知らない言葉である。ハウス内で植物を栽培すると、植物が二酸化炭素を吸収する事で二酸化炭素の濃度が減少し、植物の育成が悪くなる事がある。この二酸化炭素の濃度が低下する状態を二酸化炭素飢餓と云う。この対策として、ワザワザ二酸化炭素を製造する機器をハウス内に設置し、二酸化炭素を供給する事で植物の育成を促進している。そして二酸化炭素を平常より少し多めに供給する事で、植物の収量が増えると云い実験結果もある事から、二酸化炭素の量をコントロールできる装置を設置し、自然環境より少し多めの二酸化炭素をハウス内に維持している。脱炭素と云っている脇で、ハウス栽培ではワザワザ二酸化炭素を生成し、植物のために供給しているのである。

これが意味する事は、植物に少し多めの二酸化炭素を与えると、より成長すると云う事である。少なくともハウス栽培では実証されているので、自然界であっても同じ結果が出ると思われる。勿論、野菜などの植物と、自然界にある植物とは性質が違いだろうが、少なくとも素人目には、自然界でも同じ働きになると想像する。
但し、二酸化炭素の吸収量は、若い植物と古い植物とはかなり違うとの事で、若い植物の方が断然吸収量が多い。そうであれば、古い木は伐採して有効活用し、新しい木に適時変えていく事が大事である。二酸化炭素を減らしたいのであれば、森林を伐採するよりは、若い木を植えた方が良い様に思えてしまう。

また地上と同じ様な事が海水でも起こる。海水の二酸化炭素の濃度が増えれば、植物プランクトンが増え、その結果動物プランクトンが増え、魚も増えると云う良い食物連鎖が発生すると云う。ホンマでっか!TVに出演されていた武田先生曰く、日本で発生した二酸化炭素は風で太平洋にながれて海水に溶け込み、植物プランクトンが増えると...。二酸化炭素が増える事は、結果的には魚が増える事になるので、悪い事ではないと...。
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