業務&ITコンサルタントのひとり言

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能登復興に向けた私案(13回目):   2回目のボランティア活動後の修正&追加(案)

2024年07月01日 08時15分11秒 | 社会全般
6月中旬に、能登へ2回目のボランティアに行ってきた。今回は自分が5月に書いた復興に向けた私案の確認も兼ね、農業ボランティアを2日間、通常のボランティアを1日行ってきた。そこで色々な人との出会いもあり、意見交換等もしてみた。それで震災から6ヵ月が経過した本日から、能登の復興案を再考していきたい。

前回は、5月7日から12回に分けて掲載したので、先ずそちらを最初に是非見て頂きたい。”https://blog.goo.ne.jp/s_and_m_consul/e/191607618b417af0483f8b988f9c296b”

そして今回は、能登の復興について、以下の項目の順で、目指すベキ方向の修正&追加(案)を説明していきたい。
7.能登全体を果樹園化に:
8.体験型農業、観光農園:
9.6次産業の育成:
10.アウトドアの聖地化(1):
11.アウトドアの聖地化(2):


7.能登全体を果樹園化に:
5月にも記載したが、能登半島の穴水から以北のこのエリアには、稲作が出来る様な平地は大変少ない。その代りに、緩やかな山地(丘陵地)が多く、その山地を活用できる作物の育成で、収益の確保を行えないかと考えている。その後調べてみると、能登のこのエリアでも、果物を育てている農家が少なからず存在する事を知った。そして、これらの農家の殆どが被災し、加賀地方に避難している人も沢山居る。そして本来であれば1月以降行う必要があった農作業が出来ず、困っている様であった。

この地域で育てられている果物は、柿、栗、銀杏、等が昔から育てられている様で、近年はブルーベリー、ブドウ、リンゴ、そしてキウイ等が育てられている様である。また厳密には果物では無いが、スイカやメロンも育てられている様である。これにサクランボを追加すれば、6月から11月まで何かしらの果物が旬となる。

それで今後栽培を増やすベキ果実は、能登は山梨や長野県とは違い湿度が高い為、昔から日本にある柿、栗、梅、銀杏と、育てやすいブルーベリーやキウイを中心に栽培面積を増やす事が良いのではないだろうか。そして、アクセントでサクランボ、ブドウ、リンゴと、メロンやスイカ等が、良いのではないだろうか。そして果物ではないが、きのこ類も、能登の環境としても良いのではないだろうか。

石川県全体では、梨、桃、そしてイチジクなどの栽培を推奨している様だが、これらは多分県の中南部が中心であり、能登地方では殆ど育てられていないだろう。

能登全体を果樹園にする際に必要なのが、圃場の整備である。何事においても”官”が行うとダメが場合が多いが、今回の災害復興の名目で、お金がふんだんに貰ってきて欲しい。

そして圃場の整備だが、能登の丘陵地帯を大規模では無く、中小規模での開発を点在させる必要がある。この地では毎年の様に台風による”風”の被害を受けている。その為、防風林の役目として、背丈が高くなる木を圃場の周りに植えている。それで、風対策を考慮した規模での開発にならざるを得ない。その様な場所を点在させ、地域の農家のみならず、県内外からの移住者を募って就農してもらう事が必要であろう。
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