業務&ITコンサルタントのひとり言

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壊れたニッポンを治す為の処方箋#3:日本の賃金の低さの原因‐ストライキを行わないから

2023年05月21日 11時05分43秒 | 社会全般
 先週、31年ぶりに高水準の賃上げがなされる予定という事を書いたが、果たしてこの賃上げ率は続くであろうか?その前に、日本の賃金が上がらない理由を知る必要がある。

賃金が上がらない理由は沢山あるが、その一つがストライキを行わなくなった事がある。実際、70年代まではかなり頻繁にストライキがあり、ピーク時には年間5000件以上のストライキに350万人以上の人が参加者していた。自分の記憶では、学校の先生もストライキに参加しており、年に1回程度自習の日があった。そして、鉄道などの公共交通機関のストも毎年実施され、通勤通学者は色々工夫して会社または学校に通っていた。

そのストライキが70年代後半から経り始め、90年代初頭のバブル崩壊と同時にほぼ消滅している。そしてその頃から賃金の上昇が止まり、現在に至っている。

これらの事実から推測するに、賃金を上げるためには、やはりストライキを実施する事が必須ではないだろうか。少なくとも、データからはそう見えるし、断言しても過言ではないだろう。
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