庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

松岡利勝農水大臣死去と安部内閣

2007-05-29 09:00:25 | Weblog
安部内閣のアキレス腱であった「松岡農林水産大臣」が自殺という形でケジメをつけた。安部内閣の誕生から今までに数々の問題が発生している。本間税制調査会会長の公務員宿舎入居問題・女性スキャンダル問題、佐田行革大臣の事務所費問題・・・このお二人は、いさぎよく「辞任」した。
しかし、柳沢厚生労働大臣は「女性は子供を産む機械」発言では、安部総理は、野党からのヤメロコールをはねのけ、柳沢氏を庇い通し、野党の辞任を拒否し続けた。今回の松岡氏の自殺は、安部総理が柳沢氏の辞任要求を退け、松岡氏の辞任要求のはねのけられるという自信ではなく過信が生んだものではないだろうか?事務所費問題や光熱水費問題では野党の追及を避けることができても、緑資源機構関連の疑惑にたいして松岡氏は追い詰められたのであろう。
一番の責任は松岡氏自身であるが、国民に説明責任を果たせなかった安部総理に大きな責任があるのではないだろうか?野党は柳沢氏の辞任要求をだすとのこと・・・本来は、安部総理の辞任要求をすべきである。

教育再生会議2次報告最終案

2007-05-29 05:25:53 | Weblog
安部総理に提出される「教育再生会議2次報告最終案」の内容が分かった。最終案骨子では①学校選択性の導入促進、予算の実績配分②授業時間数10%増、土曜日授業可能③徳育(道徳)を新たな強化にする・・・等々である。
これを纏めた政府の御用学者や有識者たちに聞きたい!「学校選択性」を実施した場合、お金持ちの子供たちは、少々の遠距離通学も可能だが、低所得者の子供たちは遠距離通学ができない・・・教育の格差が出るのでは?第2点として、授業時間の問題である、基本的に子供たちの授業時間増は賛成であるが、教師の負担が増えるのではないだろうか?
週休2日制の労働が一般化している現在、教師の負担をどう考えるのか?
また、徳育(道徳)教育についても賛成であるが、果たして教育効果があるのか?死人に鞭を打ちたくはないが、国会でいい加減な逃げ答弁に終始していた、自殺した故松岡利勝農林水産大臣などは「道徳教育」を受けた年代ではないのか?教育効果・有効性に疑問を覚える。そもそも、何故、早急に教育改革を実施しなければならないのか・・・仮に、今回の案が法案として通過したとしても、効果は子供たちが大人になる十数年後ではないだろうか?一部の御用学者の意見だけでなく、広く国民に問う必要があるのでは・・・・・