庶民感覚

へそ曲がりの庶民が見た世相

教育再生会議2次報告最終案

2007-05-29 05:25:53 | Weblog
安部総理に提出される「教育再生会議2次報告最終案」の内容が分かった。最終案骨子では①学校選択性の導入促進、予算の実績配分②授業時間数10%増、土曜日授業可能③徳育(道徳)を新たな強化にする・・・等々である。
これを纏めた政府の御用学者や有識者たちに聞きたい!「学校選択性」を実施した場合、お金持ちの子供たちは、少々の遠距離通学も可能だが、低所得者の子供たちは遠距離通学ができない・・・教育の格差が出るのでは?第2点として、授業時間の問題である、基本的に子供たちの授業時間増は賛成であるが、教師の負担が増えるのではないだろうか?
週休2日制の労働が一般化している現在、教師の負担をどう考えるのか?
また、徳育(道徳)教育についても賛成であるが、果たして教育効果があるのか?死人に鞭を打ちたくはないが、国会でいい加減な逃げ答弁に終始していた、自殺した故松岡利勝農林水産大臣などは「道徳教育」を受けた年代ではないのか?教育効果・有効性に疑問を覚える。そもそも、何故、早急に教育改革を実施しなければならないのか・・・仮に、今回の案が法案として通過したとしても、効果は子供たちが大人になる十数年後ではないだろうか?一部の御用学者の意見だけでなく、広く国民に問う必要があるのでは・・・・・