そして時の最果てへ・・・

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野球とは?

2009-09-13 23:00:53 | 雑感
2009年9月現在、セリーグでは優勝争いを尻目に、3位争いが白熱しています。ワタシの住む尾道地区では朝日系列で巨人・広島戦が中継され、解説の栗山英樹がテキトゥなことをヌカして、ますます野球ファンから嫌われていく中、ふと考え込んでしまいました。

野球とは?

2009年のNPB(日本野球機構)が掲げるスローガンが「野球とは?」なんですが、考えれば考えるほど、野球は複雑怪奇なルールの上に成り立っている難解なスポーツなんですよ。

サッカーの例外プレイって、オフサイドとキーパーへのバックパスぐらいだと思うんですが(←本当か?)、野球って振り逃げとか、ボークとか、盗塁とか、犠牲フライとか、例外プレイのオンパレードなんですよ。進塁義務だとか、タッチアップだとか、それらをキチンと理解していないと、野球の醍醐味である「推理」の部分を味わえない。

サッカーやバスケットボールなんかはかなり即興的で、運動能力の高い選手や視野の広い選手が、一般人には想像もつかないようなプレーを見せてくれることに興奮する面白さがあるんですが、野球は投手の次の投球を予想したり、盗塁やエンドランを仕掛けたりする駆け引き、それを推理する詰め将棋のような推理を味わう部分が大きいんですよ。
(野球にはプラスして静から動へ移る『居合い』の要素もあって、ますます日本人的な球技なんですが)

終盤の同点で一死一塁、投球カウント1-2の時、投手が投げられる球種は相当限られたものになります。

無死一二塁から投手が打席に入った場合、三塁手が投球開始と同時に本塁めがけて走り出します。

この理由を説明するためには、一通りの野球の知識が必要になります。イチローの「レーザービーム」や、6・4・3のダブルプレーの美しさを理解するのは基本的な、そして複雑なルールを知っている必要があります。

現代に生息する「オッサン」は、どのようにしてこんなにも複雑なルールを学んだのか?アメフトで4thダウンでパスプレイを選択することが何故「ギャンブル」と呼ばれるのかを知らなくても、外野手がファウルフライをわざと落球する場面があることを知っているのは何故?

ここらへんを考えると、野球の文化としての側面を考えずには答が出ません。少し長文になったので詳しくは次回に。