今日の1匹はニホンイシガメ 。私が小学生の頃にはクサガメと共によく見掛けて亀でした。今では、カメを見掛けてもミジジッピアカミミガメばかりですね。まだ滋賀県では、市街地近辺で見掛ける事もありますが、何時まで見る事ができるのでしょう?
<データ>
名前:ニホンイシガメ
分布:滋賀県のほぼ全域
体長:150mm程度までの採取経験があります
生息:山間部の川、池、沼など比較的水質の良い所(実は、余り綺麗じゃない川にもいたりします)
特徴:
漢字で「日本石亀」と書く日本固有の水生カメです。体型は楕円形で他の亀に比べて平た良甲羅を持ち、甲羅の後方にはギザギザしています。体色は甲羅の背面が黄茶色、腹側は真っ黒です。餌は雑食性で、魚や甲殻類や水生昆虫だけで無く、水草などもも食べるとか。産卵期は春から夏頃ですが、冬でも産卵する個体がいました。産卵は水辺の湿った土に穴を掘って行われ、楕円形の白い卵を産みます。生まれた子亀は甲羅が高く盛り上がっていますが、5cm位になると成体と同じく平たくなります。冬眠は水中の落ち葉の下や泥の中などで行われているのを確認しました。子亀がゼニガメ(銭亀)と呼ばれていて有名ですが、売られているゼニガメは、殆どがクサガメの子供ですね。山間部の宅地・道路等の開発や外来種の移入により個体数は減少していますね(特に開発による生息地減少が主因かと思われます)。
おまけ:イシガメとクサガメの雑交配種は、ウンキュウと呼ばれています。
参考・引用文献
私見:
純粋な在来亀で滋賀県で採取できるのはこのニホンイシガメだけですね。
採取:
・甲羅干しをしているところをねらい網や素手で捕獲する。
・川底を歩く個体をタモで掬う。
飼育:
①容器:60㎝水槽に成体飼育数は1匹(これでも狭い)
②底床:無い方が掃除がし易い
③濾過:無しで頻繁に水替えか、強力な濾過器を…
④設備:ヒーター○、エアーポンプ×、ファンorクラー×
⑤水草:無い方が良い
⑥餌 :人工配合飼料(餌付くまでは赤虫)
⑦混泳:単独飼育が望ましい
⑧置物:甲羅を干せる場所が必須
⑨繁殖:水槽では難しい
大きく高さのある容器(脱走防止の為だが、高すぎると日光を浴びれないので注意)を用意し、陸地と水辺をレイアウトする。容器を野外で日当たりの良い所に設置(日影になる所も作り)、外敵防護のネットを張る。糞や餌による水質悪化に気を付け、水を清潔に保つ(飼育水を飲むので、水質悪化は病気の原因)。冬場は、枯葉などを敷き詰め、温度変化の少ない場所へ移動させ、冬眠させる。(小亀は冬眠させず、暖かくして越冬させた方が良い)餌は雑食性で、魚、水生昆虫や藻類、水草を食べるています。慣れれば市販の人工飼料も食べるので、水質が悪化し難い人工飼料を与える方が良い。成体の飼育は比較的容易だが、小亀は飼育が難しいようなので、捕獲した場合は逃がしてあげましょう。
※実体験の追記
子亀は環境に慣れるまで中々餌付かないこともあります。餌も人工飼料に慣れるまでは、赤虫などの動きのある餌を与えて環境に慣れさせましょう。水温を20度位にして暫く環境に慣れさせ(私の場合1週間でした)、お腹を空かせた時に人工飼料(テトラ社 レプトミンミニ)を与えると食べるようになりました。子亀は空腹が続き過ぎると弱って死ぬ様なので餌は注意!
動画:
画像:
成体の画像。
交尾中のニホンイシガメ。季節は冬の2月ごろでした。
本物の銭亀(日本石亀の子供)
08.02.06追加画像。日本石亀の成長と甲羅高さの関係?孵化後まもなくは比較的甲羅の中央部が膨らんでいますが、成長に伴い(甲羅長5cm頃には)甲羅が平らになっています。
飼育風景。クリルを目当てに皆が集まりはじめます。
よろしければこちらにもお越し下さい。
<データ>
名前:ニホンイシガメ
分布:滋賀県のほぼ全域
体長:150mm程度までの採取経験があります
生息:山間部の川、池、沼など比較的水質の良い所(実は、余り綺麗じゃない川にもいたりします)
特徴:
漢字で「日本石亀」と書く日本固有の水生カメです。体型は楕円形で他の亀に比べて平た良甲羅を持ち、甲羅の後方にはギザギザしています。体色は甲羅の背面が黄茶色、腹側は真っ黒です。餌は雑食性で、魚や甲殻類や水生昆虫だけで無く、水草などもも食べるとか。産卵期は春から夏頃ですが、冬でも産卵する個体がいました。産卵は水辺の湿った土に穴を掘って行われ、楕円形の白い卵を産みます。生まれた子亀は甲羅が高く盛り上がっていますが、5cm位になると成体と同じく平たくなります。冬眠は水中の落ち葉の下や泥の中などで行われているのを確認しました。子亀がゼニガメ(銭亀)と呼ばれていて有名ですが、売られているゼニガメは、殆どがクサガメの子供ですね。山間部の宅地・道路等の開発や外来種の移入により個体数は減少していますね(特に開発による生息地減少が主因かと思われます)。
おまけ:イシガメとクサガメの雑交配種は、ウンキュウと呼ばれています。
参考・引用文献
私見:
純粋な在来亀で滋賀県で採取できるのはこのニホンイシガメだけですね。
採取:
・甲羅干しをしているところをねらい網や素手で捕獲する。
・川底を歩く個体をタモで掬う。
飼育:
①容器:60㎝水槽に成体飼育数は1匹(これでも狭い)
②底床:無い方が掃除がし易い
③濾過:無しで頻繁に水替えか、強力な濾過器を…
④設備:ヒーター○、エアーポンプ×、ファンorクラー×
⑤水草:無い方が良い
⑥餌 :人工配合飼料(餌付くまでは赤虫)
⑦混泳:単独飼育が望ましい
⑧置物:甲羅を干せる場所が必須
⑨繁殖:水槽では難しい
大きく高さのある容器(脱走防止の為だが、高すぎると日光を浴びれないので注意)を用意し、陸地と水辺をレイアウトする。容器を野外で日当たりの良い所に設置(日影になる所も作り)、外敵防護のネットを張る。糞や餌による水質悪化に気を付け、水を清潔に保つ(飼育水を飲むので、水質悪化は病気の原因)。冬場は、枯葉などを敷き詰め、温度変化の少ない場所へ移動させ、冬眠させる。(小亀は冬眠させず、暖かくして越冬させた方が良い)餌は雑食性で、魚、水生昆虫や藻類、水草を食べるています。慣れれば市販の人工飼料も食べるので、水質が悪化し難い人工飼料を与える方が良い。成体の飼育は比較的容易だが、小亀は飼育が難しいようなので、捕獲した場合は逃がしてあげましょう。
※実体験の追記
子亀は環境に慣れるまで中々餌付かないこともあります。餌も人工飼料に慣れるまでは、赤虫などの動きのある餌を与えて環境に慣れさせましょう。水温を20度位にして暫く環境に慣れさせ(私の場合1週間でした)、お腹を空かせた時に人工飼料(テトラ社 レプトミンミニ)を与えると食べるようになりました。子亀は空腹が続き過ぎると弱って死ぬ様なので餌は注意!
動画:
画像:
成体の画像。
交尾中のニホンイシガメ。季節は冬の2月ごろでした。
本物の銭亀(日本石亀の子供)
08.02.06追加画像。日本石亀の成長と甲羅高さの関係?孵化後まもなくは比較的甲羅の中央部が膨らんでいますが、成長に伴い(甲羅長5cm頃には)甲羅が平らになっています。
飼育風景。クリルを目当てに皆が集まりはじめます。
よろしければこちらにもお越し下さい。
良く見かけるのですか?
>良く見かけるのですか?
20年くらい前には、田んぼの排水路でも見られましたが、捕まえたのは5年ぶりくらいです。滋賀県の私の活動範囲では、最近見かけなくなって残念です。(なので、捕まえても元の場所にリリースしています。)
我が家の石亀・真ちゃんは ダルビッシュ君を超えるほどのイケメンです
コメント有難う御座います。
イシガメ可愛いですよね!サイズも大きくならないですし、色も上品(勝手にそう思っています)ですし、匂いが殆どないんですよね!私も現在4兄弟を息子と共に飼育中で御座います。
河川の汚染 外来種の繁殖率が増えている事!?
繊細な性格ゆえに クサ亀やミドリ亀と共存出来ない事
あぁ~石亀や石亀や
石亀を繁殖させて なんとか日本中に広められないものだろうか
神奈川県内で日本石亀を目撃した方は ぜひ!!熱いコメントを下され
あなたは石亀を4兄弟も飼育されているのですね
う~ん素晴らしい
我が家の真ちゃん(♂)はあさり貝のむき身を毎週火曜日のディナーにしている かなりグルメな石亀です
なぜ火曜日の夜かと申しますと 近所のスーパーにて毎週火曜日に特売セールが行われ そこであさり貝が1パック百円で販売されるのであります
当然、毎週火曜日の夜は我が家はあさり貝のお味噌汁。そして真ちゃんには調理前の新鮮なナマのむき身がディナーとなるわけです
そんななか 石亀の真ちゃん(♂)を飼育し、彼に話し掛けて癒されています。 近頃は 石亀にほお擦りしてあげたいぐらい、愛が芽生えています
こんな私は異常でしょうか
>クサ亀やミドリ亀と共存出来ない・・・
私の近所では共存?してるようです。比較的水質の悪い河川でも見掛けることがあります(ほとんどは上流域の良水質河川ですが)。
また餌は人工配合飼料を中心に、冷凍赤虫や小魚をピンセットで与えています。
>近頃は 石亀にほお擦り・・・
イシガメに限らず、亀の愛好家の方は多い様ですね。寿命も長いようですし、ペット向きなのかも?
私がお相手できるものならば…石亀に姿形を変えられるものならば…とまで切実に考えてしまう今日このごろです。世間の皆さんに親ばかだと思われても構いません。私は石亀が好きなのです