中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

空想

2012-01-26 09:55:06 | 身辺雑記

 いい年をして私は、時々空想にふける。誰でも例えば宝くじに当たったら、こうしよう、ああしようと空想することはあり、私もご多聞に漏れないが、私の場合は、鉄腕アトムのように空を飛べたらというほどではないが、ずいぶん子どもじみたものであることもあり、心理学者が分析したらどう言うだろうと思ったりする。

 

 小沢健志監修 岩下哲典編者『レンズが撮らえた幕末明治日本紀行』(山川出版)という写真集を買った。題名どおりの幕末明治期の日本各地で撮られた写真を集めたもので、なかなか面白いのだが、もう少し当時の庶民生活のものがあればとも思った。この本を見ていてふと考えた。

 

 こうやって写真で100年以上前の風景などを見るように、目の前の景色の過去が見えたら面白いだろう。例えば家から数分のところに旧い街道がある。有馬街道と言って昔、大阪、尼崎から有馬温泉に通じる街道だ。そこに立って、江戸時代にはこの街道はどんな様子だったのだろうと考える。ここから空想に入る。

 

 

 

 この街道の写真を撮ってSDカードに収め、そのSDカードをノートパソコン型の「タイムマシーン」に挿入する。キーボードを操作して、見てみたい時代、例えば100年前とか1800年とかを入力すると、画面にその時代のものが映る。1000年前でもなんでも思いのままだ。素晴らしいではないか。旅行する時にも携帯して、旅行先で操作すれば、目の前の風景の古い時代のものが見える。旅の楽しさは何倍にもなるではないか。

 

 とまあ、こんな空想をするのだ。あなた、いったいいくつ?と言われそうだが、しかし馬鹿にしたものではない、過去には空想と思われていたことが現実のものになっている例は、例えば飛行機などいくらでもある。空想は人類進歩の原動力だと言っても言い過ぎではあるまい。もちろん上に挙げた私の空想などは今後も実現はしないだろう。しかし、ひょっとするとそんな時代が来るかも知れないと空想するのも悪くはないと、閑人オジイの独り言。

 

 


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4 コメント

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Unknown (さやか)
2012-01-26 10:48:12
爺爺ではなく、迷爺さんでしたね。本当はそれは反対なんですね。歳をとるほど現実逃避を止めて、世間に出ていってもっと自分をしごき、世間を理解しないといけないのですが、実際には若年層と折り合いが付かず、一言しゃべれば、愚痴になり、嫌われることが多い。つまり、どこかで進歩を怠ったのですね。政治家も、まずはディベートで勝てないようでは、もう世界では通用しない、年をとったからと言うのは言い訳で、「私は議論しない」という姿勢が老化を促進させている。自信がなくなり、逃げの一手、つまり世間に対して甘えているのですね。もっと愚痴をつぶやいてもいいけど、ちゃんと対応し、議論することが若返りの秘訣。
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さやかさん (中国迷爺爺)
2012-01-26 20:01:31
些細なことですが、私は「中国迷爺爺」と自称しています。中国語でチョンコウミイイエイエ(中国好きじいさん)ということです。この名の由来はお閑でしたら2009年4月23日の私のブログを覗いてください。
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お詫び (さやか)
2012-01-26 20:48:01
名前をちゃんと呼ばなかったことは失礼なことです、お詫び致しますね。実は昔から父親よりも祖父に愛着があって、おじいちゃん子なもので、つい簡略する癖がります。
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タイムマシーンに乗って・・ (sibuya)
2012-01-27 11:05:51
私だって「中国迷爺さん」と同じで自分の
先祖たちを辿ってどのような暮らしをして
自分の誕生につながったのか・・また未来の
子供や孫たちがどのような暮らしをして行く
のだろうか・・タイムマシーに乗って
過去にも未来にも自由に行けたら‥と空想
が広がっています。
でも考えてみると過去も未来もあまり知って
しまうと・・・空想で良いもかも・・・
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