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中国迷爺爺の日記

中国好き独居老人の折々の思い

花巡りドライブ

2010-05-03 10:13:07 | 身辺雑記
 Hg君の家に送られてくる旅行会社のパンフレットの中にあった、藤、石楠花、牡丹の花巡りツアーのコースを頂戴して、観に行こうということになり、Hr君も加わったいつものメンバーで出かけた。行き先は兵庫県西部の播磨地方でちょっと遠出になった。

 最初は、宍粟(しそう)市山崎町の大歳神社の藤を目指した。ここの藤は千年藤と呼ばれて名所になっているようだ。境内はそれほど広くないが、中央に2本、ふた抱えもあるような大きな藤の木があり、それが枝を境内いっぱいに広げていた。


 立て札を見ると県指定の文化財で天然記念物、「天徳四年(西暦九六〇年)上寺の与右衛門が植樹したと云われ 」とあり、平安時代のことだから、まさに千年藤の名にふさわしい老木である。


 残念ながら今年の低温続きのために花期は遅れ、開花の状態はよくなかった。









 最盛期にはなかなか見事な眺めになるようで、境内の売店に置いてあった写真ではこのようになっている。


 藤の花は気品があっていい。白い藤もあるが、やはり藤は藤色が良い。
               


 気象予報士の半井小絵さんの『半井小絵の 季節の小箱』(かんき出版)の「初夏・梅雨」の章に「藤」という文があるので引用する。

 桜の華やいだ季節が終わると、祭りの後のような寂し
 さを感じます。それを落ち着いた気分にしてくれるの
 が優美な姿の藤の花です。古典文学や歌舞伎にも頻繁
 に登場し、家紋にも使われています。


 藤の家紋
下り藤 上り藤 藤巴
八つ藤