「快走爛漫Ⅱ」

アウトドア大好き人間です。 (since2005.10) 

早池峰山 vol.2

2011年09月19日 06時08分56秒 | 山歩き

「早池峰山」

それは北上高地の山波の上に一きわ高く立っていた。 先鋭は独立峰の形ではなく、
長い頂稜を持つ重厚な山の姿で立っていた。
                              深田久弥 「日本百名山」 より抜粋引用。

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9/15(木) 
 会社退社後、 東北自動車道の宇都宮ICより花巻ICを目指した。
 この前走った道、 もう慣れて余裕からか焦ることなく左車線を淡々と進んだ。
 それでも仙台IC周辺の山コースは何回走っても緊張する。特に大型トラック軍団に
 囲まれた時には。

 花巻ICで下りそのまま山へと入って行く。 最後のコンビニでビール他購入後
 登山口がある河原坊Pへと真っ暗な山道をどんどん上がった。 
 1時駐車場着、2時前爆睡。 (途中の滝辺りはお化け出そうで怖かったっス)

 それにしても約1カ月前に来た所。 全コース頭に入っていたので今回はスゴク楽に来る
 ことができました。 この前の大雨中止時の下調べは大正解だった。   (^^v

9/16(金)
 5時起床。 外の天候は濃いガスガス&風強し。  「あちゃー」  である。
 しかし時間経過と共に霧の流れは速く、晴れる様相を呈してきた。 (これが山の朝の天候だ)

 準備し6時前出発。
 

 「オオ!  晴れる予感!!」

 最初は森林の中を行く。 
 平日&熊五郎が活発に動めくこの時間、前後には誰もいない。なのでザックに熊鈴は忘れなかった。(怖)

 何回かの渡渉。        大雨後の増水時は注意要。
 

 この辺から川は石の下を流れていた。    石の下から水の音がゴーと聞こえている。
 

 そしてだんだん急登になっていった。

 足置き場はしっかりしており思ったより軽く登れた。  それでも一歩づつ慎重に。


 コースはロープで仕切られていた。   高山植物を守る2本のロープ内を登る。

 

 振り返る。

 「おっしゃー!!!」   この景色を待っていた。    やはり山は晴れに限る。
 

  早池峰山と対待する薬師岳、キレイな山並だ。   (真ん中の沢筋を登ってきた)

 鎖場。   各種サイトで見る光景。    足場はしっかりしていた。
 

 最後の急登をこなして頂上着。
 

 頂上はちょっとした広場で、 早池峰神社奥社があった。   
 しばし休憩。  天気晴れ、景色サイコー!  

 360度の大絶景。   そして北西に目をやれば・・ 
 

 「岩手山」     これが見たかったのだ。
 

 感無量です。    本当の宿題を果たせて大満足。


 (閑話休題)

 僕の中で岩手山と早池峰山はセットもの。  
 東北を代表する山、 以前から登りたいと思っていた山でした。

 前に年始のTV東京でやっていた12時間モノの時代劇。  
 ~壬生義士伝  新撰組で一番強かった男~     主人公の吉村貫一郎(渡辺謙)が発したセリフ、、

 「右に岩手山、  左に早池峰山」     (盛岡で北を背にして感じた思い、位置関係かな)  

 あの番組を見て絶対登りたいと思った。   大穀倉地帯を挟む二つの山。   登れてよかったです。

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 避難小屋のトイレは持ち帰りになっていた。  ヤマケイで読んだ記事を思い出した。
 風の当たらない側でおにぎり休憩。 数人登って来た登山者と会話を楽しんだ。

 「さて、 下るか」     帰りは小田越口へ降りた。

 この景観は忘れない。 
 

 山の上に存在する木道。    なんとも不思議・・。
 

 東北の奥深い山並み。    薬師岳を望む。    (左(東)は遠野、 右(西)が花巻)
 

 岩場を下っていくと鉄梯子が出てくる。   これも各種サイトで見る梯子だ。

 吸い込まれそう。。
 

 下りた後上を見る。     青空が何とも言えない。
 

 2本目の梯子。   このまま一気に下に見える河原坊Pまで滑って行きたいなあ。(笑)
 

 その後は滑りやすい蛇紋岩(じゃもんがん)を慎重に降りていく。  雨の日は特に注意要すだろう。 
 (岩のテッペンは皆が踏むので黒くテカテカ光り(笑))

 5合目の御金蔵着。
 

 秋空ー!    「ヤッホー!!」    って感じ。
 

 岩場を過ぎると森林地帯へと入っていく。   もう終わりが近いかも。
 

 下が騒がしい。   何かな??

 無事下山完了。
 

 地元の高校生が課外授業かな?  大変賑わってますた。。   (静かな山を期待してたのに・・)
 

 しばし待つ。。  

 そして誰もいなくなった。 (笑)
 

 「早池峰山、 ありがとうございました」

 この後は河原坊へ向け2キロの林道を下って行く。 空は青空、白樺林を抜ける風がいい感じ。

 

 真正面に早池峰山。
 

 のんびり歩いていきます。     静かな林道歩きです。
 

 途中、宮沢賢治の詩碑を読みつつ・・

 そして河原坊P着。
 

 
 「早池峰山」    

 天気も良くとても楽しく登れました。   距離は短いが印象に残る山となりました。
 あわよくばエーデルワイスを見てみたかったです。  はやちねさん、 良い響きの山名です。

 その後は花巻ICから高速に乗り、 村田ICで下りて遠刈田温泉目指しました。
 
 以上です。

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  「いやあ、 ホントここまで・・  」    
 


  早池峰山、 遠刈田温泉。





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