「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

空洞化

2005-10-23 | 日常の小さな喜び&こころ便り
先日、集合住宅の公園にある柳が、太い根元から、ぽきりと倒れた。
この住宅ができてから30年くらいだから、柳もそのくらいは生きているだろう。
境のフェンスをグニャリと壊し、太い幹が道路に2メートルもはみだしている。
そこはいつも、違法駐車の車やバイクが止まっているところだ。
誰にも被害がなくてよかった。

柳は、よく茂るので、過去に何度も枝切りされ、そのつど、オブジェのようになっては、復活していた。
根元を見ると、まるで腐っていて、芯は空洞であった。残る外側の組織で辛うじて生きていたのだ。
なんだか似ている。今という状況・・と感じてしまうのは、私だけだろうか。

自分にも重ねてみる。
根元は腐ってないか、芯まで詰まっているか。
日々たいせつに、今を生きているのか。

過日、すっかり後片付けされたその道路を通った。フェンスにはまだ、ロープが張られたままであったが。
同じ敷地内の、枝払いされ、すっかりオブジェと化したネズミモチの傍らで、セールスマンらしき若者が、ケータイで話している。話しながら、木に触れている。
その後、彼が幹をぐいっと押すと、いとも簡単に倒れてしまった。
彼は、驚いてか、建物のかげに隠れてしまった。

通り過ぎてから木のあたりを振り返ると、またもどってきて、話を続けている。

ネズミモチの歴史も柳と同じくらいである。
?十年も経つと・・・木も人間も、
いつのまにか空洞化している?
していても気づかない????




コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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↑上の投稿 (ラグタイム)
2005-10-27 17:02:17
 名前を書き違えて 頭が空洞化です。 忘れ物も多いし… とほほ・・ 外から見えなくて 良かった? 他人に知れたら恥ずかしい。 それでいい訳ないでしょ。 だから危ない、あぶない蛙

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