小さなつぼみのときから育てた、わが花畑育ち第一号の薔薇。
雨の降るなか深紅のはなびらをかさねて、重たそうに咲きました。
ほんの小さなつぼみの中に組み込まれた、
なんと晴れやかな広がりのある世界でしょうか。
昨日は、ビロードの花に雨粒の煌めきをいっぱい纏っておりました。
やっと晴れた今朝、カメラを持って花畑へ向かいました。
「・・・は、晴れ間を待たず・・・」
風雨に耐えきれず、花びらはすべて飛び散っていました。
天候が悪くても、晴れ姿を撮っておくべきでした。
”ああ、無情”
その薔薇の名は、ビクトル・ユーゴでした。
画像は、かき集めたビクトル・ユーゴーのはなびらです。
まだ香りの残るはなびらを本の間に挿みました。
美しいばらさわって見る、つやつやとつめたかった。ばらは生きてる
山川弥千枝著『薔薇は生きてる』
鮮やかな赤これがホントのローズ色でしょうか。
残念でしたね。
花びらから、幻の紅薔薇をイメージしています
ビクトル・ユーゴーは残念でした。が、去年の鉢植えからおろした世界最小の花が咲く(?)というばらは、たくさんつぼみをつけているので、楽しみです。
お隣の花畑の主はバラにビニール傘を差しかけておきましたが、見事吹き飛ばされてしまいました。