空の爽やか散歩道

古今東西
昔今日記

5時から

2012-08-01 20:38:35 | 日記
サウジアラビア人が朝から活動しているところを
あまり見たことがなかった。

なぜ?暑いから。それだけ。
朝の気温と夕方になってからの気温が違う。

そ~らに太陽があるかぎり~スターにしきの!くだらん!
おいら、すっげーくだらなすぎるやんけ。

とっ!とにかくだ、太陽があるうちは動きたくないという話を
聞いた事があった。本当だった。

そもそも、ラマダン期間中だから朝、昼抜きで水分も駄目。
子供はどうなるんだろうか?それについてはおいらは分からなかった。

イスラム教徒以外は飯は食べられる。でもね、ねーんすよ。ホテルと
客先以外、食べる場所が。

そりゃそーさ、イスラム教徒が経営してる店やからね。

客先で出される昼定食。よーく焼けたソーセージ3本。トマト丸々1つ。
キュウリ半分。ナン1枚。バター、ハチミツ少々。
よーく冷えた、サウジ産のミネラルウォーター500mlが3本つく。

滞在9日間、毎日この定食。
っていうか、出張に来るたびこの定食。

夕方5時になった。タバコを吸いに外に出た。
客先にはシリアから金型屋が一人来ていた。彼もまたイスラム教徒。
彼は客先からご苦労様といわんがばかりにタバコを一箱と水を
貰い、ヒジョーにうまそうに、水を飲みタバコをふかした。

おいらは、自由にタバコを吸っていたり、水飲んだり飯食ったり。
ラマダンは大変やね。「何でそんなことするん?」って彼に
聞いたら体を浄化してるんだそうで。

客先のフィリピン人達はバスケの練習をしていた。
「やってくか?」と聞かれたが
「バスケだけはしちゃいけんて、死んだバーちゃんに言われてるん。」
と言い返したら、爆笑された。

ホテルに戻ったのは夕方7時ごろ。ホテルには群集がわんさかといた。
それは、ラマダン期間中にたった1度だけ許される食事の時間。
おいらの滞在ホテルはイスラム教徒の為に食事を用意する。
ビュッフェスタイル。

彼らにとって最高の時間なのだろう。もちろん家族で来るので
奥さん達は顔を見せられない。
その人達用に、囲い部屋が必ず用意されている。

ビュッフェなので、取りに来るときは顔を隠す。囲いに入る、
マスクはずす。この繰り返し。
面倒くさそうだが彼女たちは慣れているんだろう。


この幸福いや口福の時間は日の出が始まる前まで続いていた。

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