アビガン
フリー画像からお借りしてきました
総称名 アビガン
一般名 ファビピラビル
欧文一般名 Favipiravir
製剤名 ファビピラビル錠
薬効分類名 抗インフルエンザウイルス剤
これがアビガンの添付文書情報です。
といっても訳ありで、新型の、従来の薬が効かないインフルが出てきたときに使用許可をもらって特別に使うといったもので、政府は200万人分あるとはいっていますが、今はお蔵入り中です。
なぜこんな扱いになっているのでしょうか?
アビガンには「催奇形性(さいきけいせい)」というリスクがあるためのようです。
治験の前段階の動物を使っての試験で胎児に奇形が生じる可能性が確認されたのです。
だから、妊娠中(可能な)女性は注意が必要(というか飲用してはいけない)となります。また服用したアビガンの成分は男性でもその人の精液中へ移行することも分かっているので、パパになろうという男性はやはり飲まない方がいい薬となります。
ただ、効き目のよく出る薬って副作用もきつい、これは法則みたいなものです。薬と毒は紙一重、ですね。
こんな訳で、要するにかなり特殊な「抗インフルエンザ薬」なのです。
この薬効のところに、「抗新型コロナ肺炎薬」と書いてあれば、今すぐにでも医師が処方できるわけですが、残念ながら今のところそういう使い方はないです。
使うには病院の倫理委員会なるとこで承認されていれば、大丈夫ということなのですが。
ではここに、追加として「航新型コロナ肺炎薬」と書かれるにはどういう手続きがいるのか。
治験から承認です。
日本はこの治験に時間がかかることで有名です。念には念を入れなのです。薬害とか副作用で取り返しのつかないことになるリスクを少なくしているわけでメリットもあるのですが・・それでも、もっとはやくと思っている人は多いです。すぐに使いたいたい人が悲鳴を上げるような認可状況があります。中には、日本でいつまでたっても認可されない薬を韓国まで行ってもらっている人もあると聞いたことがあります。
というわけで、通常の手続きだとアビガンの薬効に「抗新型コロナウイルス肺炎」とつくのは何年も待たなければならないのです。
政府は他国(50カ国想定とか)に無償提供する予定です。効くかどうか・副作用は?などをたくさんの人の飲用によって確認ということなのでしょうが・・・・他国の前に自国民を助けてよ!と強く思っています。
安倍総理は、治験とは別の「観察研究」という形で、アビガンを使用することを記者会見で述べていたようです。観察研究であれば、医師が(患者本人も)アビガンを使うことを希望し、医療施設の倫理委員会で許可されれば、「研究」としてアビガンが使用できるということです。使用を拡大する方向であることは間違いないのですが、それでももどかしいです。
アビガンを早期に使えば志村けんさんも死ななくてよかったんじゃないか、と思います。
岡江久美子さんも亡くなられましたが、やはり、もっと早くに入院してアビガン使用できれば助かったかも?と思います。
製造発売元の富士フイルム富山化学はアメリカで治験を始めました。中国は、以前にアビガン製造のライセンス契約を結んでいて、感染者に投与しています。そして効果はあるとしています。
日本でも、芸能人がアビガン投与で軽快したと次々とアナウンスし始めています。
アビガンはウイルスの増殖を抑える薬です。だから早期に飲用すれば著効があるといいます。
富士フイルム富山化学はフェーズ3の治験は6月末で完了する予定といっています。だとすると、4月より増産体制に入っていますから、普通に考えれば7月より全国各地で処方可能になるわけですが。さてどうなるか。
心配なのは安倍政権が「ええカッコ」して、他国に無償で配ってしまうことを優先するのではないかということです。今までも外遊するたびに大盤振る舞いして、内国では消費税アップでした。
コロナの陽性判定がでて軽症ならば(それでも相当苦しいらしい)アビガンを2週間分投与、自宅・あるいはホテル隔離。重症者と持病ありとか高齢者のみ入院とか、交通整理できたら医療関係者もとても助かると思います。
私ごときが考えているわけですから、当然、専門家の方々は考えられていると思います。
なお 国内メーカーの薬剤で、オルベスコ(喘息治療ステロイド吸入薬)フサン(膵炎治療薬)も効果のある薬としてあげられています。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生が発見したイベルメクチン(抗寄生虫薬)も効果があるのではないかといわれています。
アビガンの立ち位置は、あくまでも一番効きそうな薬です。
発症を抑えるわけではないのです。
そういう意味では早期のワクチン開発・使用が待ち遠しいです。
以上、アビガン情報の整理でした。
以下をぷちっとしてみて下さい。
アビガン開発者の白木公康先生の記事が読めます。
共同開発者の白木公康氏アビガン投与「一刻も早く検討すべき」‐重症者救命や肺炎の後遺症回避へ (薬事日報)
YouTubeにもご本人が話されているものがあります。
探してみて下さい。
※付記 お断り
この記事は、ネット上のニュースや情報をそれなりの数、読みまして内容が重なるところや出所がしっかりしているものを取り上げてまとめました。
しかし、あくまでも現段階なので、今後の感染拡大や治験の進行で変わる可能性は多いにあります。
フリー画像からお借りしてきました
総称名 アビガン
一般名 ファビピラビル
欧文一般名 Favipiravir
製剤名 ファビピラビル錠
薬効分類名 抗インフルエンザウイルス剤
これがアビガンの添付文書情報です。
といっても訳ありで、新型の、従来の薬が効かないインフルが出てきたときに使用許可をもらって特別に使うといったもので、政府は200万人分あるとはいっていますが、今はお蔵入り中です。
なぜこんな扱いになっているのでしょうか?
アビガンには「催奇形性(さいきけいせい)」というリスクがあるためのようです。
治験の前段階の動物を使っての試験で胎児に奇形が生じる可能性が確認されたのです。
だから、妊娠中(可能な)女性は注意が必要(というか飲用してはいけない)となります。また服用したアビガンの成分は男性でもその人の精液中へ移行することも分かっているので、パパになろうという男性はやはり飲まない方がいい薬となります。
ただ、効き目のよく出る薬って副作用もきつい、これは法則みたいなものです。薬と毒は紙一重、ですね。
こんな訳で、要するにかなり特殊な「抗インフルエンザ薬」なのです。
この薬効のところに、「抗新型コロナ肺炎薬」と書いてあれば、今すぐにでも医師が処方できるわけですが、残念ながら今のところそういう使い方はないです。
使うには病院の倫理委員会なるとこで承認されていれば、大丈夫ということなのですが。
ではここに、追加として「航新型コロナ肺炎薬」と書かれるにはどういう手続きがいるのか。
治験から承認です。
日本はこの治験に時間がかかることで有名です。念には念を入れなのです。薬害とか副作用で取り返しのつかないことになるリスクを少なくしているわけでメリットもあるのですが・・それでも、もっとはやくと思っている人は多いです。すぐに使いたいたい人が悲鳴を上げるような認可状況があります。中には、日本でいつまでたっても認可されない薬を韓国まで行ってもらっている人もあると聞いたことがあります。
というわけで、通常の手続きだとアビガンの薬効に「抗新型コロナウイルス肺炎」とつくのは何年も待たなければならないのです。
政府は他国(50カ国想定とか)に無償提供する予定です。効くかどうか・副作用は?などをたくさんの人の飲用によって確認ということなのでしょうが・・・・他国の前に自国民を助けてよ!と強く思っています。
安倍総理は、治験とは別の「観察研究」という形で、アビガンを使用することを記者会見で述べていたようです。観察研究であれば、医師が(患者本人も)アビガンを使うことを希望し、医療施設の倫理委員会で許可されれば、「研究」としてアビガンが使用できるということです。使用を拡大する方向であることは間違いないのですが、それでももどかしいです。
アビガンを早期に使えば志村けんさんも死ななくてよかったんじゃないか、と思います。
岡江久美子さんも亡くなられましたが、やはり、もっと早くに入院してアビガン使用できれば助かったかも?と思います。
製造発売元の富士フイルム富山化学はアメリカで治験を始めました。中国は、以前にアビガン製造のライセンス契約を結んでいて、感染者に投与しています。そして効果はあるとしています。
日本でも、芸能人がアビガン投与で軽快したと次々とアナウンスし始めています。
アビガンはウイルスの増殖を抑える薬です。だから早期に飲用すれば著効があるといいます。
富士フイルム富山化学はフェーズ3の治験は6月末で完了する予定といっています。だとすると、4月より増産体制に入っていますから、普通に考えれば7月より全国各地で処方可能になるわけですが。さてどうなるか。
心配なのは安倍政権が「ええカッコ」して、他国に無償で配ってしまうことを優先するのではないかということです。今までも外遊するたびに大盤振る舞いして、内国では消費税アップでした。
コロナの陽性判定がでて軽症ならば(それでも相当苦しいらしい)アビガンを2週間分投与、自宅・あるいはホテル隔離。重症者と持病ありとか高齢者のみ入院とか、交通整理できたら医療関係者もとても助かると思います。
私ごときが考えているわけですから、当然、専門家の方々は考えられていると思います。
なお 国内メーカーの薬剤で、オルベスコ(喘息治療ステロイド吸入薬)フサン(膵炎治療薬)も効果のある薬としてあげられています。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した大村智先生が発見したイベルメクチン(抗寄生虫薬)も効果があるのではないかといわれています。
アビガンの立ち位置は、あくまでも一番効きそうな薬です。
発症を抑えるわけではないのです。
そういう意味では早期のワクチン開発・使用が待ち遠しいです。
以上、アビガン情報の整理でした。
以下をぷちっとしてみて下さい。
アビガン開発者の白木公康先生の記事が読めます。
共同開発者の白木公康氏アビガン投与「一刻も早く検討すべき」‐重症者救命や肺炎の後遺症回避へ (薬事日報)
YouTubeにもご本人が話されているものがあります。
探してみて下さい。
※付記 お断り
この記事は、ネット上のニュースや情報をそれなりの数、読みまして内容が重なるところや出所がしっかりしているものを取り上げてまとめました。
しかし、あくまでも現段階なので、今後の感染拡大や治験の進行で変わる可能性は多いにあります。