昨日に、小さな胡蝶蘭の鉢植えをテーブルに飾った。
母の日だね、ありがとう、おめでとう。
と書いた紙を張り付けた。
母の日ランチ
ホタテタケノコ飯おむすび3コ(ホントはキャラ弁風に目鼻つけようと思っていたのですが、今朝寝坊して断念)
真ん中に酢ショウガ
あぶりしめ鯖レモン添え
ブロッコリのごま和え
山芋の梅酢漬け
キュウリの塩麹漬け
デザートはイチゴ(しかし、デザートに一番最初に手をつけた・・つまり一番好きってこと (^_^))
これにワカメとにんじんと油揚げの味噌汁
右端真ん中に見えているしろいものは、おやつの豆大福。(農家さんの作った大福)
3時のおやつ、これとパイナップルを少し
以上、好きなものオンパレードでした。
昨年までは、時を選んで(お店があまり混まないウイークディ)、小嶋屋さんにおそばを食べに行っていたけど、車椅子になってはそう簡単には無理。
福祉タクシーさん、喜多町の小嶋屋さんまで5,000円近い。(片道)ちょっとねえ・・・・この物価高だし・・・で手作りでした。
おそばは、そのうちテイクアウトしよう。(小嶋屋は3軒あるし、どこかで多分できる?)
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朝と晩ご飯は以下
晩のメインは、ちょー薄切りの牛肉に醤油麹をも揉み込んで1晩おいたものを炒めてクコの実と春雨を絡めた
人間の脳は、旧皮質と新皮質がある。
新皮質は言語や思考を司り、旧皮質は食欲・性欲・権力欲・・といったとらえようによってプリミティブな欲望を司る。
母の場合、食欲を刺激していくのが一番生きる力をもり立てるんじゃないかと思って食卓に好きなものだけ並べる作戦をとった。
結果それは今んところ成功。
毎食ほぼ完食。完食が増えて口数も多くなり、足に力がついた。
食は力!!命!!ですね。
越冬入所から帰ってきたばかりの頃は後半は介助で食べさせていたが、今は最後まで自力で箸を動かす。
「好きこそものの上手なれ」
というけど、食についても、好きなもの最強です。
ただ母の場合は、そもそも、いわゆるヘルシー系が好き(酢の物や野菜・果物、魚など)で、私もやりやすい。
たとえば、肉しか食べないとか甘いものだけとか言うと、悩みそうだが、それでもうまく好きな品を並べていくだろう。
肉肉肉・・・ケーキ、おまんじゅう、菓子パン・・となっていく・・・どうするか。
スープを作ります。
いろんな野菜をたくさん入れて、上質の塩で煮込んで行く。
その上澄みスープを飲んでもらう。
あと、にんじんやカボチャ、ジャガイモを上質の塩とか塩麹でじっくり煮込んで、つぶす、ポタージュにする。
味噌を入れて味噌ポタージュでも奥深い味が出ると思う。
以上、野菜はこんなふうにするかな・・・苦肉の策?(^_^)少し違うか。
亡くなられた料理研究家の辰巳芳子さんの本に「命のスープ」というのがあったと思う。
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野菜の上澄みスープは実は母が、風邪を引いて何も食べられないと作ってくれたもの。
非家庭的な母親であったが、体調を崩すとそれなりのケアはしてくれていたなあ・・と今は懐かしい。(認知症は人を別人にします。今の母とは別の人の話みたいだ)
毎年の会話
「今年が最後の母の日になるかもねえ」
といいつつ、何年過ぎたか。
今年も言いました
「今年が最後の母の日かも・・そう言って何年過ぎたかねえ」
母「あはは。そうらな。もう90らし、なあ」
私「また、90じゃない!!94歳らよぉ!!!」
母「あははは。そうらったかな」
やれやれ・・でした。90歳でストップしている。(90歳までは物忘れはすごくてもいわゆる病としての認知症ではなかったってことかな)