以下、気象庁のHPより
黒潮は、2017年8月以降、紀伊半島から東海沖で大きく離岸して流れる大蛇行*1の状態となり(平成29年9月29日報道発表「黒潮が12年ぶりに大蛇行」)、その継続期間は2025年4月中旬までで、およそ7年9か月と過去最長となっていました(表1)。
その後、黒潮の一部が東海沖で切離し潮岬沖をおおむね東に流れ、5月8日現在、大蛇行はみられなくなりました(図1)。今後、この状態が持続して黒潮大蛇行が終息する兆しがあります。
黒潮の流路は、船舶の運航や、魚種・漁場の位置、沿岸の海洋環境等に影響を与えますので、留意してください。
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大蛇行ができる原因は、温度の低い海域があるから。そこを暖流黒潮は、よけて?通過する。
で、次のような説が言われている。
大地震は黒潮直流になって数ヶ月以内で起きやすい。
【研究】黒潮の大蛇行の終了後数ヶ月以内に大地震(南海トラフ巨大地震含む)が発生する傾向
上のブログの中にたくさんの例が書かれていたが、以下はその例。(19世紀…21世紀)
■黒潮大蛇行(黒潮異変)が終息した後で数ヶ月以内に日本の太平洋側で大地震が起きた例
【凡例】”●”:西日本の太平洋沖、”◎”:西日本の内陸
【大蛇行】1854年1月~12月(ペリー艦隊観測)~?
→◎1854年07月09日:伊賀上野地震(M7.2、犠牲者約1,800人)
?1854年12月23日:安政東海地震(M8.4)
?1854年12月24日:安政南海地震(M8.4)
1854年12月26日:豊予海峡地震(大分県-愛媛県間)(M7.3~7.5
【大蛇行】2017年9月~2019年x月?
→◎2018年06月18日:大阪府北部地震(M6.1、最大震度6弱)
→◎2018年09月06日:北海道胆振東部地震(M6.7、最大震度7)。犠牲者41人。
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更にこのブログは、仮説(傾向)として、次のように述べている。
1)黒潮大蛇行中は西日本の内陸地震が多い?
(2)黒潮大蛇行期間中は西日本の太平洋側で海溝型地震の発生が抑制される?
更に予想として
現在起きている黒潮の大蛇行が終わる時が7月~2月ならば、下記の2つの南海トラフ地震の発生条件が揃うことになる。
- すべて7月~2月に起きている。
- すべて黒潮の直進期(非大蛇行期)に起きている。
このように、黒潮大蛇行は南海トラフ巨大地震などの西日本太平洋沖で起きる大地震の発生に大いに関係してると思われる。
・・・・・・・・・・・・・・・以上 要約・転載終わり・・・・
黒潮が蛇行から直流することで、プレートに圧がかかって、プレート型大地震を誘発するという考え。(仮説)があるということ。
【参考】
https://www.jstage.jst.go.jp/article/nagare1982/2/2/2_2_137/_pdf
海流と風の流れ(季節風や偏西風)は、地球が生きていることの証だ。
私たち、もっと海…山…風のメッセージに敏感であらねばならないと思うな。
私は、今年は壊滅的大地震は無いと思っているが、しかしいずれ来ることは確か。
そういう地形に我々は暮らしているので。
海辺近くで遊ぶ、あるいは出かけたときは、少し気をつけて過ごしましょう。