昨日(7/5)は、e-City Laboに見学に行ってきました。
e-City Laboというのは、NTTが2022年5月に開設している実験施設で、これまで
推進・提供してきた情報通信技術基盤を活用し、さらに最新のIT技術やドローン、
自動運転などを駆使して、今後の地域社会や企業における未来型課題解決のための
実験・検証施設です。
小田急線 成城学園前駅からバスで10分ほどのところ、NTT中央研修センターの
一角に設備・環境を具体的に構築し、広く地方自治体はじめ企業、研究グループ等と
コラボしながら解決策を見つけたり未来へのヒントを得る目的で展開されています。
正門 キャンパス(部分)
地方自治体、企業、研究グループ、学生、高校生など広い対象に対して、見学し
討論する場として、これまで数々の実績を誇っていますが、私達一行30名は、2班に
分かれて、それぞれ2時間たっぷりと見学しました。それでも、まだ、9割程度で、
今回は割愛されたところもあったそうです。
屋外施設には、バイオガスプラント、ハイテクを駆使した最先端農業ハウス、閉鎖
型野菜栽培ハウスなど、実際に稼働しながら問題点やコストなどの実績を検討する場
として位置づけられていますし、マイクロ風力発電なども省スペース、低騒音により
市街地などへの導入を狙ったものや、トレーラーハウスなども具体的な形で検討でき
るように構成されています。
この日、東京の気温35℃だったようですが、炎天下、皆さん汗をふきふきの見学
でした。
超小型バイオガスプラント 最先端農業ハウス
閉鎖型野菜栽培プラント マイクロ風力発電
トレーラーハウス
屋内施設では、遠隔営農コックピットと名付けられた、農作物の現場と専門家の
いるコックピットがリアルタイムで結ばれ、情報共有が出来る環境の実験、陸上魚
養殖プラントの監視制御、約2週間鮮度を保持できる冷蔵庫により販売期間の延長や
フードロスの減少、災害関連設備、オペレーション機能、AI等による防災・詐欺対策、
健康・医療関係、スポーツ、デジタルアーツの応用などなど、広範囲にわたった試み
がなされています。
災害対策関連 防災(ドローン活用例)
デジタルアーツ
また、新しい提案として、ローカル5Gの展示がありました。広い工場などの機器
管理や飛行場などの広い敷地における自動運転バスの制御をはじめ、種々の情報管理
を地域内(ローカル)で行えるようにしたモデルの展示がなされていました。
ローカル5G
ギンギンに冷やした、ペットボトルのサービスを受けながら案内されましたが、
恐らく多数の企業とのコラボレーションによって実現されていて、それぞれが机上
での検討ではなく、具体的な未来型実証実験が行われている現実を目の前にして、
すぐに誰かの利益につながる‥ということではなく、地域社会のあるいは人類の未来
型生活のあり方みたいな方向に、このような施設が提供されていることに一つの大き
な意義を感じた次第です。
途中、高校生たちが、何かのテーマを絞った形で、教室内で討論のようなことを
していました。
この研修センターには、60年も昔に来たことがあって、大変懐かしい思いもあり
ました。
以下に、分野ごとの施設一覧を載せておきます。
(NTT 東日本ニュースリリースより)
小池都知事がスマート農業の現場を視察 (令和5年6月21日 東京デイリーニュース No.406 )
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