早や、3月に入りました。
例年、あふれるばかりの参加ランナーでにぎわう東京マラソンも、今年14回目の大会は、
新型コロナウイルスの感染拡大を控えて、1日、約200人のエリートランナーのみによる
大会とし、沿道の観客も控えるとのおふれで、ちょっと寂しいスタートとなりました。
先刻、スポーツや文化イベントの中止、規模縮小などの要請を受けた形で、約3万8000人
の一般参加ランナーは中止となったのです。
(ネット画像より)
本来ならば、東京オリンピックを控えた、華々しい大会として、走者はもちろん関係者
も期待を寄せていたと思われますが、眼に見えないコロナの伏兵によりこのような事態も
やむ無しだったのです。
(ネット画像より)
しかし、レースは、東京オリンピック代表の残り1枠を争う大会として、スタート直後
から早いペースの展開で,エリート走者ばかりでも、長い縦の列になっていました。
日本人ランナーのオリンピック代表基準は、2:05:49を上回るタイムで日本人最速者と
決められていますから、当然ペースは速くなります。 このタイムは、大迫選手が持つ、
日本記録を1秒上回るもので、この基準を満たすことは、すなわち日本新記録更新となるの
です。
中盤から、先頭集団は、エチオピア、ケニアなどの外国人が占め、日本人ランナーは、
井上選手ただ一人となり、大迫選手は20㎞付近で遅れ始め、一時270m以上も話されていま
した。 それが、30㎞を過ぎるあたりからペースを上げ、32㎞付近では前の集団に追いつ
いて、さらに集団を抜け出てしまうのです。すごい迫力・感動でした。この時点で、エチ
オピアなど3選手が抜きんでていましたから、大迫選手は4位をキープしながらゴールの
東京駅に凱旋したのです。
沿道には、それでも観客のマスク姿がありました。例年と比べ物にならない少数でした
が、レースの迫力は、コロナを忘れる熱気の中で展開され、果たして日本人トップの大迫
選手は、自身の持つ日本記録を21秒も縮める快挙で、オリンピック代表に大きく近づいた
のでした。代表決定は、8日に実施される、びわ湖毎日マラソン結果できまるとあります。
東京マラソン結果は、男子優勝は、エチオピアのレゲセ選手で、2:04:15、大迫選手は
4位でした。男子車いすマラソンは、鈴木選手、女子は喜納選手がそれぞれコース新記録で
優勝しました。
大相撲春場所(大阪場所)は、無観客で開催すると発表されました。プロ野球オープン
戦も無観客実施で、選手たちも調子が違うでしょうね。
継!!
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