一昨日(2/3)は、穏やかで暖かい日曜日でした。 集合時刻のお昼11:30は、JR上野
公園口は、大変な人出でしたが、私たちメンバーは、時刻前に全員18名が揃いました。
東期会は、高校同期の関東在住者の集いで、今年、大半は傘寿を迎えます。 皆さん、
大方の人は、恐らく体調万全とは言えないにしても、このように、日時・場所を間違えず
に集合できたというのは、まず喜ばしいことでした。
賑わう公園を横切って、10数分のところが、今日の懇親会場「水月ホテル鷗外荘」でした。
かって森鴎外の住居跡のようで、ホテル内中庭に当時の住居「鷗外荘」が残されていました。
鷗外荘の庭にて元気な姿
懇親会は、ホテル内の「京懐石 沙羅の木」でした。道すがらのおしゃべりに続いて、
落ち着いて、料理を前に、今また楽しい会話に盛り上がるのでした。 新年会は、毎年続い
ていますが、久し振りに参加された方もおられ、お互いの健康やら、日常の出来事など、
若い頃の会話とは、やはり違って、齢相応に変化していることに、気がつきながら、でも
お互いがその昔、青春を共に過ごした経験とその後の深い絆に浸りいつしか気持ちは若返っ
て、会場は、華やかな笑いに包まれていました。
京懐石「沙羅の木」(HPより) 懇親会風景
中ほど、女将のご挨拶があり、2年前に還暦を迎えたとの自己紹介に、途端に年齢の差を
感じたり、話題も後戻りしたりしたのでした。
食事も終り、鷗外荘の中庭の池の周りで記念写真(最初の写真)の時、シャッターをお願
いしたお店の人の合図“森鴎外、オウガイ~”でみんなにこやかな笑顔になりました。
一行は、楽しい雰囲気を道ずれにして、不忍通りを上野方向に戻ると、動物園の池之端門
なる入り口があり、それを過ぎると、スワンボートで賑わう不忍池を左に見て、横山大観
記念館まで10分ほど歩きました。
途中には、使用されていない都電が・・ 賑わう不忍池
横山大観記念館は、大観が42歳頃に移り住んだ住居で、ここに来て彼の絵が売れ始めたと
いう縁起の良い場所であったのですが、関東大震災で失われてしまったそうです。 しかし
残った土台を生かして、建物、庭園のすべてを大観創案により作られ、今も随所に彼の思い
入れが残されていました。 90歳で他界するまでここに住んだとのことです。 客間、居間、
画室などに展示された彼の作品は、美術館の展示とは異なり、住居の床の間に飾られた作品
が醸し出す雰囲気は、一層親しみを感じさせるのでした。
横山大観記念館入口
予定したコースは、無事終わりましたが、最後にお茶するところを物色しておいたのに、
暖かい日曜日とあり、どこも満席で、残念ながらまたの機会を約束してお開きとなりました。
数名の有志は、近くの湯島天神にお参りしました。 受験シーズン真っ只中の湯島境内は、
沢山の合格祈願者で大賑わいでした。
JR御徒町駅近くで長めのお茶して、店を出た時には、すっかり日が暮れていました。
多くの皆さんが参加された新年会は、それぞれに今年の元気のスタートになりました。
お疲れさまでした。
合格祈願で賑わう湯島天神境内
オートスライドをどうぞご覧ください。(2分30秒)
オートスライドのBGMは、“わが心のジョージア” (テナーサックス萩原隆、ピアノ小林真人)で、約2分半です。