BS映画、2本を観ました。
新型コロナのお陰?ですっかり映画鑑賞が増えてしまいました。
他人が見た映画の感想などちっとも興味など湧いてこないと思います。 が、ここに
取り上げたことで、かってご自身がご覧になった時の想い出のきっかけになれば・・
なんて勝手なことを思ったりしています。
こんな言い訳で書き始めるのも、今回の2本の主演女優は、ともにイングリッド・
バーグマンで、男優はゲーリー・クーパーとグレゴリー・ペックと超有名人気俳優
だったからかもしれません。「誰がために鐘は鳴る」と「白い恐怖」の2本です、
では・・。
『誰がために鐘は鳴る』 原題は、For Whom the Bell Tollsで、このタイトルは
16世紀イギリスの詩人ジョン・ダンの詩の一節「誰がために鐘は鳴るやと、そは汝
がために鳴るなれば」の由来で、アーネスト・ヘミングウエイの長編小説を1943年に
ゲーリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの主演で映画化されたのでした。
私が今回鑑賞しましたのは、ワールドプレミア上映版でカラーでした。
ポスター
(ウイキペディアより)
1930年代のスペイン内戦に義勇軍として参加したロベルト(ゲーリー・クーパー)
は、山間部の橋を爆破する任務を受け、土地に詳しいジプシーとともに山に入る。
山間部を根城にする山賊一味に協力を求めて行動を共にしますが、そこにファシスト
に両親を殺され、山賊一味にかくまわれていた娘・マリア(イングリッド・バーグ
マン)と知り合い恋に落ちるのでした。
険しい岩山の洞窟が一味の根城で、一味の荒々しい言葉や行動の中で、アメリカ人
のロベルトと若いアンナが繰り広げる素朴な、しかし熱い恋物語を一層浮き彫りに
しながら、敵の防御をくぐって橋の爆破を企てるという必死の行動が対照的な物語
として力強く描かれていました。 常に死と隣り合わせの緊張した生活の中で時は
流れるのです。
(ウイキペディアより)
しかし、結果的に橋の爆破は必要なくなるのですが、その連絡の不備から作戦は
中止されず、彼は無駄になったことを知りながら橋梁を爆破し、瀕死の重傷を負い
仲間と一緒に逃げることができず、嫌がるマリアを説得し仲間とともに逃がして
自分は死に臨むところで鐘が響き渡る映像でエンドとなるのです。
戦争、岩山、山賊・・などの暗い荒々しい、そしてファシストとの戦いを背景と
した中のラブロマンスですが、自らの犠牲、個人の無力さなどが描かれていました。
『白い恐怖』 原題、Spellboundは、1945年のアメリカのサイコスリラー映画です。
監督はアルフレッド・ヒッチコック、出演はイングリッド・バーグマンとグレゴリー・
ペックです。
1945年といえば、日本は敗戦直後のどん底にあったときに、アメリカでこの映画
が上映されていたのですね。
(ネット画像より)
物語はアメリカ、バーモント州の精神科医院がその舞台として展開されます。
この医院の新しい病院長として就任したエドワーズ博士(グレゴリー・ペック)は、
白地に縞のある模様を見ると発作を起こす奇妙な病癖を持っていた。 やがて彼は
エドワーズ博士とは別人であることが発覚して、本物のエドワーズ博士の去就が不明
となり、疑いの目は「彼」に向けられ、彼は偽名を使い逃亡するのです。
これまで研究一途であった同医院の美人女医コンスタンス(バーグマン)は、「彼」
と愛し合うようになっていて「彼」の無罪を信じ、2人は協力して発作の原因である
「彼」の記憶をたどっていくのです。彼が見る奇妙な夢のシーンも印象的でした。
(ネット画像より)
女医の恩師の手伝いを求め、とうとう彼はエドワーズ博士がスキー場で亡くなった
ことを思い出し、彼と彼女は現場となったスキー場に向かい、そこで博士が崖から
転落して亡くなったこと、そして自分が「ジョン・バランタイン」であり事故現場
を目撃していたことを思い出すのです。
これで、事件は解決したと思われたが、エドワーズ博士は事故死ではなくその遺体
から背後から銃で撃たれていたことが判明して、ジョンは博士殺害の容疑で逮捕さ
れてしまいます。しかし、女医の追求から事件は急展開し、前医院長がその犯人で
あることを突き止め、前医院長はその銃で自らを撃ち事件は解決するのです。
奇妙な病癖から始まって、少しずつ解けていく謎は最後の最後まで先が読めずハラ
ハラものでした。
今回の2つの映画は、ともに超有名な俳優が主演で、全く違った題材、展開でした
がともに満足しました。
誰が為に鐘は鳴る 予告編
子供の時一番先に覚えた外国人の名前は
ダグラスは知らなかったですが(^.^)
マッカーサー そしてゲーリークーパー
と思います。イングリッドバーグマンとの
見つめ合うシーンでの横顔 あまりの二人の鼻が高かったのが印象的でした。
ヒチコック監督ではないのですが 名匠と言われたウィリアムワイラー監督の
ローマの休日でのこぼれ話
真実の口にグレゴリーペックが手を入れる
シーンでの事 ペックが監督のワイラーにオードリーヘップバーンに悪戯してもいいかと ワイラーは笑いながらOKをしたそうです。 そして真実の口に手を引っ張られ声を上げるペック
それを見て驚くヘップバーン なのでこれは演技ではないそうです
撮影は一発OK
本当にワイラーもペックにも 全ての人にペックバーンは妖精だったんでしょうね(^.^)
ペックの相手役は、もとは、エリザベス・テーラーだったそうですが、なんでも、制作部長とやらが、へプバーンを起用したそうですね。この時彼女は、全くの新人だったそうです。
人生何があるか分かりませんね。これで、ヘップバーンは女優街道を登ってゆくのですね。
ペックのナバロンの要塞も印象に残っています。