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蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

霜月  (bon)

2022-11-02 | 日々雑感、散策、旅行

  11月は、そろそろ霜が降り始める頃というところから「霜月」と呼ばれている
とありました。奥義抄(平安末期)に、『冬十有一月丙戌朔甲午と(日本書紀神
武天皇紀に)あるを始とす、夫より以下は、以天平五年冬十一月、供祭大伴氏神
と(萬葉集に)みえたり、歌に舊(ふる)く此月の名をよめるは、見るまヽに雪げ
の空と成にけりさらぬにさゆるしもつきの空(秘蔵抄=平安前期に)とみえたるを
初とす、霜しきりにふるゆへ、霜降月といふを誤れりといひ、風寒み霜降月の空
よりや雪げとみえてくもり初らん、とみえたり、又霜月といふ事、漢にもふるく
いひし事なれど、それは九月をこそいひけれ、我國にては十一月をいひし也、その
月は異なれど、其義をとる事は相同じといへり、又しもつき、この月には霜のい
たくふればいふ、舊説さもあるべしと・・』とありました。
  つまり、この月を「霜月」というのは、日本書紀に見えるのが最初で、その後、
万葉集にもあり歌では平安時代から使われているというのですね。

         (ネット画像より

 ま、前置きが長々と続きましたが、農作物に対しては「霜」は大敵でして、かっ
て蓼科農園でサツマイモやサトイモを植えていまして、収穫期に畑に行ったとき、
元気だった葉が霜に会い一日にしてそれらの葉が黒く萎れてしまうのを目の当た
りにしたのでした。

              

 あの暑かった夏から急に秋を通り越して冬が来たと思うくらいの気温の下がり
ようで、この頃は雨続きで秋晴れを知りませんでしたが、ようやくここに来て各地
から紅葉の便りも届き、空も高くなり冬の中の秋らしい光景みたいな・・まるで
舞台が前後に乱れたのではないかと・・。

 この11月は、文化の日、勤労感謝の日の祝日が二つあるほか、二十四節気では
「立冬」(11/7)「小雪」(11/22)があり、いよいよ冬支度に入るのです。

 記念日は、太陽暦採用記念日(11/9)や今となっては空しい響きのする世界平和
記念日(11/11)があります。 農協記念日(11/29)というのもありました。

          (ネット画像より)

 また、11/8(火)は満月(ビーバームーン)で、皆既月食があるのだそうです。
晴れていれば天体ショーが楽しめます。食の開始は18:08、食の最大は19:59、食の
終りは21;49で絶好のタイミングですね。そして、この日、この皆既月食が惑星で
ある「天王星」を隠す「天王星食」が同時に起こるというのです。
 国立天文台によれば、『日本で前回皆既食中に惑星食が起こったのは、1580 年
7 月 26 日の土星食です。 日本で次回皆既食中に惑星食が起こるのは、2344 年
7 月 26 日の土星食です。』と極めてまれな現象で、442年振りで、次回起こるのは
322年後だというのです。
 天王星は6等星くらいですから、肉眼では見えないかもしれませんが、皆既月食
中に「青い惑星」が食される…珍しい現象なんですね。

       皆既月食
        (国立天文台HPより)

 そして、今年は「三の酉」があるのですね。昔から武運長久、開運、商売繁盛
を祈願するお祭りで、特に近年でも水商売の分野では、酉の市に関心が寄せられ、
縁起物の熊手を担いでいる人も見かけるかもしれません。

        縁起物の熊手
         (ネット画像より)

 11月はスポーツでも賑わいます。各地でマラソンが始まりますし、ニューヨーク
シティマラソンもこの月ですね。 大学駅伝や実業団女子駅伝もあります。サッ
カーW杯も始まりますし、大相撲九州場所も楽しみです。 スキージャンプの女子
W杯も始まります。

 コロナは、少し感染者が上積み傾向にあり気になりますが、インフルのワクチン
接種も始まりこれらに用心しながら行く秋を楽しみたいものです。

 

 

 

Beegie Adair Trio - Autumn Leaves

 

 

 


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