goo blog サービス終了のお知らせ 

蓼科浪漫倶楽部

八ヶ岳の麓に広がる蓼科高原に、熱き思いあふれる浪漫知素人たちが集い、畑を耕し、自然と遊び、人生を謳歌する物語です。

アスペルガー症候群  (bon)

2014-09-14 | 日々雑感、散策、旅行

先日の新聞の書籍広告欄に、“アスペルガー症候群、カサンドラ情動剥奪症候群の分かり易い解説書” なる広告が
出ていました。   初めて見る言葉に、少し調べてみることにしました・・。
といっても、調べ始めてみると精神分野のかなり難しい内容で、にわかには十分理解できないでいます。
しかし、このような事柄については、これまで、あまり、というより殆ど深く認識せずに、その人の性格?などと考えて、
それ以上のことは斟酌しないで済ませていたのではないかと思いました。 
また、これらのことは、人の認識の問題なので、認識できない人にとっては、そして、そのパートナーや関わる人たち
にとって、事態は深刻なのだと思います。

 どういうことなのかといいますと、ウィキペディアに、かなり長い解説がありますが、その一部を要約しますと・・

“アスペルガー症候群(Asperger  Syndrome, AS)とは、知的障害を伴わないものの、興味・コミュニケーションに
ついて特異性が認められる広汎性発達障害の一種であり、自閉症スペクトラムに分類されている。
近年、「成人の発達障害」 が注目を浴びる中、特にアスペルガー症候群には衆目が集まるようになった。
パーソナリティ障害とも強い関連性があると指摘される。 興味の面では、特定の分野については驚異的なまでの
集中力と知識を持ち、会話の面では、聞かれたことに対して素直に答えるといった特徴を持つ。しかし、
「空気を読む」、「行間を理解する」vなどの行為を苦手とする。”   とあります。

 つまり、状況的には、自己の興味のある分野や、論理的な事柄に対しては、知的能力も高く、発言も鋭く、
例えばコンピュータプログラムなどに興味があれば、すばらしいプログラマーとして大成するが、興味のない分野に
対しては、 全くついて行けないばかりか苦痛を感じるほどになるようで、また、自己の主張が否定されると強い
反感を覚えるそうです。

 現実問題として、このような状況が、アスペルガーだといわれても、程度の差はあれども、これに似たような人は
必ずいますし、普通は分かりにくいのでしょうね。  また、アスペルガーの人だとしても、どのように対応すれば
良いのかも分かりませんから、まあ、適当に相槌を打っておくことになるのでしょうか? 

 しかし、適当にやり過ごすことができない状況があるのです。 
アスペルガー症候群は、男性が75%(女性の4倍) を占めるそうですから、この男性と結婚した妻の立場で
考えてみると、ここに大きな問題となるケースが増えているというのです。
それが、カサンドラ情動剥奪症候群と呼ばれるケースです。

                                サギソウ開花直前(2014.9.13 16時頃)
                                  
                                          (記事内容と関連はありません。) 

 “カサンドラ情動剥奪症候群(カサンドラ症候群)とは、アスペルガー症候群(AS)の夫(パートナー)と情緒的な
相互関係が築けないために妻に生じる、身体的・精神的症状を表す言葉である。アスペルガー症候群の夫を
持った妻は、コミュニケーションがうまくいかず、わかってもらえないことから自信を失ってしまう。
また、世間的には問題なく見えるアスペルガーの夫への不満を口にしても、人々から信じてもらえない。その葛藤から
精神的、身体的苦痛が生じる。 症状としては偏頭痛、体重の増加または減少、自己評価の低下、パニック障害、
抑うつ、無気力などがある。
カサンドラ症候群の悩みを訴える女性のブログも多く見られ、アスペルガー症候群の夫を持つ妻の二次障害として
深刻な問題となっている。” 
と述べられていますが、本人(この場合、妻)にとっては、どうしょうもない深い淵に入り込んでしまうこととなり、
なんとか改善出来ないか・・と思うのですが。
 しかし、原因が、パートナー(この場合、夫)にあり、しかも、夫は、自身がASであることが認識できていないから、
厄介ですね。 取り付く島が無い・・。

 ウイキペディアには、更に、以下のようにも述べられています。

 “カサンドラ症候群について理解を深めることは、決してASの人を否定したり差別を助長したりするためではない。
AS-非AS夫婦間に生じる問題の原因に向き合い、適切な支援を受け、パートナーのお互いがより良い生き方を
模索するために必要なことである。

 カサンドラ症候群は妻だけでなく、家族、友人、会社の同僚にも起こるとされている。 カサンドラ症候群を知ることは、
定型-非定型間のコミュニケーションのあり方を認識することであり、つまりは、ASの社会的認知度を高める手助け
にもなると考えられる。” と。

 本件に関しては、これっぽっちの記事では、全く生煮えの誹りをまぬかれませんが、関心のある方は、どうぞ
ネットサーフされて理解を深めていただければ幸いです。 
日本では、カサンドラ症候群は、まだ、医学会でも承認されていないということのようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« アオバハゴロモ  (bon) | トップ | 敬老の日  (bon) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

日々雑感、散策、旅行」カテゴリの最新記事