昨日、7月5日(日曜日)も関東では時々雨の蒸し暑い日でした。
最上川、富士川とともに日本3大急流河川の球磨川は、4日からの集中豪雨により、
短時間のうちに、複数個所で氾濫するほか人吉付近で、30mにわたって決壊し、
広い範囲で浸水被害を出しています。 また、豪雨は各地に土砂崩れを起こし、
家屋倒壊などの被害を出しています。
球磨川
(ネット画像より)
ここ数年、この時期このような災害が毎年起こって、多くの人が亡くなり、怪
我をし、また、避難を余儀なくされ大変な思いをされています。
この日も朝からずっとテレビのニュースが途切れることなく流れ、各地の被害
状況などが報じられていました。折しも、春から、新型コロナ禍による見えない
敵に怯えながら、止まったような生活を強いられているさ中に、起らなければよい
との願いを無残に打ち消す災害に直面されている方々のご苦労・心境はいかばかり
かとお察しします。
コロナ禍の避難所の生活は、ダブルの不安をかかえ、もし自分がその場にいる
としたらと想像するだけでも気が滅入ってしまいます。
(ネット画像より)
梅雨前線が停滞しているところに、湿った空気が流れ込み豪雨を降らせる「線
状降水帯」という現象だそうですが、毎年のこと、何とかならないのかと思って
しまいます。
(ネット画像より)
明らかに気候変動の原因を作っている温室効果ガス(CO₂など)削減を巡って
COP25(昨年12月スペイン)では、めぼしい結論は得られていませんが、脱炭素に
逆行する日本の石炭火力発電に大きな非難が寄せられていました。それがようやく、
2030年までに石炭火力発電の9割を停止するとの政府決定がなされました。
しかし、脱炭素の裏側に、原発再稼働への名分を潜め、電力界養護の画策があ
れば、それは許しがたいところです。
熊本・鹿児島の皆さんには、改めてお見舞い申し上げるとともに、なんとか乗
り越えられますよう念じるばかりです。
昨日の東京都知事選挙は、投票時刻の終了直後には、小池現都知事の再選確実
との報道があり、その強さが再確認されたようです。
小池百合子都知事の、これまでの政党移動や昨今の二階幹事長との接近?など、
その裏側を憶測する意見が多い中にあっても、その冷静さを欠かない事案への対応、
実行力、説得力など、やはり広く都民の支持を得ているとの証明なのでしょう。
(ネット画像より)
東京都知事選立候補者22名は、過去最多だそうですが、政見放送を聞く限り、
場を間違えているような主張をしていたり、何が言いたいのか不明な候補者もいて、
言論の自由、民主主義というのも困りものみたいに感じるところもありました。
コロナ禍のさなか、ここ4日連日100人を超える感染者が出ている状況の中、
異例の選挙戦が展開されましたが、投票率55%(前回より4.7%減)で、小池知事
は、政党などの支援する他候補を断然引き離し、366万票超を獲得し再選されました。
ダントツの当選も、時節柄静かな形で終わりました。
引き続く新型コロナ対策を指揮されるとともに、来年のオリ・パラ大会の開催
に向けては内心苦しい立場かもしれません。
今日も、熊本地方は激しい雨が降っているそうです。“記録的”“これまでに
経験したことのない” などの形容詞が付いた気象情報が耳を突いています。
熊本、球磨川が7カ所氾濫、橋も流失