今年も、1月8~11日(現地時間)アメリカラスベガスで、世界最大の家電IT見本市「CES」
が開催されました。 参加企業は過去最大の約4600社で、訪問者は18万人超といわれています。
当ブログに、昨年も取り上げましたが、今年も一段と華やかに、先端技術の凌ぎあいで盛り
上がったそうです。
『 今年は高速大容量の次世代通信規格「5G」、人工知能(AI)、インターネットと家電・
住宅設備の接続技術などに注目が集まっている。』(産経新聞ネット)とありました。
(ネット画像より)
もはや自分の目で見て評価するなどは論外ですので、たくさん報じられているネット記事
などをサーフしながら、目に留まった記事内容をいくつかご紹介したいと思いました。なので、
必ずしもトップ技術のトレンドではなく、興味を引いた事項を取り上げたとのご了解をお願
いします。
米中摩擦のさ中で、昨年カナダで逮捕があったHuaweiは、今年もメイン会場にブースを構
えて、スマートフォンやタブレット、ノートPCなどを展示し、まるで何もなかったかのよう
だったそうです。中国企業は、AI技術なども含めて存在感を見せていたとの記事が目立ちま
した。
(ITmediaより)
今回の特徴は、やはり注目の 次世代移動通信規格「5G」がらみの出展で、華々しかった
ようで、家電やセンサーなどの機器をネットに接続する「IoT」により、自動車の自動運転、
ロボットの遠隔操作、遠隔医療など新たなサービスへの期待とともに、新しい産業構造への
提案が目を引いたようです。
(ネット画像より)
日本企業も存在感を示していたそうです。家電分野ではなく、パナソニックは、自動車と
住宅へのIT搭載による新機能の提案を行ったり、自動車については、トヨタ、ホンダ、ヤマハ
などとベンツなど海外メーカもこぞって自動運転機能、ロボット機能など機能高度化と、安全
性などを提案し、共同開発に向けた取り組みもなされていたとあります。トヨタは、オープン
イノベーションを呼び掛けていたとありました。
シャープは4年ぶりに出展し8Kの液晶パネルや列車へ映像送信技術を提案し、ソニーもこれ
ら映像機器とともにコンテンツがらみで、ソニーはエンタテインメント社のイメージを鮮明に
打ちだしているとか。
日本のべンチャー企業が、AI搭載の電動車いすを展示し、乗り捨てても元に帰る機能を付け
て空港などの利用を提案していて興味を引いていたそうです。
拡大するCESは、1967年に第1回が開催され、すでに50年以上が経ち、年々拡大してここまで
大きくなりIT関連技術をけん引してきました。1970年にはビデオレコーダ、‛85年にはファミ
リーコンピュータ、‛96にはDVDなどお馴染みの機器が発表されてきた歴史を見ると、その変化
には目を見張る進展を感じざるを得ません。
最早や、IT技術は、家電に留まらず自動車、住宅、医療・介護、災害対策など広い範囲に亘
り、浸透・拡大しつつあるのですね。
CES 2019 Day 1 Highlights
5G in 2019: The benefits, rollout and challenges at CES 2019
BMW Motorrad Riding Assistant at CES