杵屋六郎ブログ

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声の筋肉を伸ばす

2017-10-31 23:35:21 | 日記
自然な発声を心がけるには三味線の糸を伸ばすような感覚で声の筋肉を伸ばすのがベストだ。新しい糸をかけた時が最も良い音がする。伸ばしすぎると糸が切れやすい。唄も三味線の糸と同じと思えばよい。自然に伸びるまで待たねばならない。声が響くという感覚をつかむ為にも糸を積極的に新しくしよう。三味線の技術は唄に応用できることが多いので、活用できれば唄の上達に繋がりやすい。
色々な高さで(1~7本ぐらいまで)声を出すことにより筋肉も伸びる。普段は使わない音程だと筋肉が慣れていないので不安定な声になりやすい。出来るだけ幅広い音程を取れるように練習をしよう。練習を積み重ねると響かせようと思わなくても自然に響く状態が来る。そうなれば唄う準備が整ったと思って良い。
①無理に声を出さないようにする。
②適宜に休憩を取って声を休ませる。唄い続ければ消耗する。
③最初から大きな声を出さないようにして負荷をかけ過ぎない。
④筋肉が伸びた感じになるまでの時間を把握しておこう。声の出し方で個人差が出やすい。
⑤声を使いすぎる(筋肉を伸ばしすぎる)と喉を傷めてしまう。程が難しい。
⑥響くと面白いので練習しすぎないようにする。
⑦練習が終わったら必ずうがいを忘れないようにする。
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多摩川

2017-10-31 00:17:03 | 日記
三味線では大薩摩や三メリ、さらしと言った聞かせどころ。唄は三メリの高く御嶽と二上りの六所祭の二か所が聞かせどころ。高音が上手く出すことが要求される。六所祭の箇所は子音を早めに準備して唄うと高音を出しやすい。三メリへの転調は1の糸の余韻が残っている時にネジを動かす。三メリから本調子に戻すときは2段階で転調する。すなわち、三メリ➡三下り➡本調子といった具合。三味線では手が回ることが要求され、腕を鍛えるのに適した曲と言える。

朝日日本歴史人物事典の解説

杵屋勘五郎(5代)
没年:大正6.3.24(1917)
生年:明治8(1875)
明治大正期の長唄三味線方。12代目杵屋六左衛門の次男。本名広吉。父六左衛門は,はじめ広吉を堅気の商人にしようとしたが,その技量がすばらしく,長唄界にとどめたという。初名2代目栄蔵。13代目喜三郎を経て明治35(1902)年,5代目勘五郎を襲名する。兄の13代目六左衛門と共に歌舞伎長唄の育成に努めるとともに,積極的に関西に進出して江戸長唄を広め,植木店派(杵屋六左衛門家)の隆盛を図った。不幸にも病魔に冒され42歳で没したが,特にその作曲技量は兄をしのぐものがあり,「里廼四季」「新曲浦島」(ともに兄弟の合作),「島の千歳」「多摩川」などを残している。勘五郎の名跡は,平成期まで6代を数える。<参考文献>町田博三『長唄稽古手引草』
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犬神

2017-10-29 19:57:00 | 日記

本日は犬神の練習日。無事に終了して、後は下ざらいと本番。

『百怪図巻』より「犬神」
犬神は、妖怪と呼ぶよりも憑き物として伝わるモノ。

特に西日本の広い範囲に犬神信仰があり(現代においても残っている地域も多いとか)、また憑き物筋として犬神持ちの家系があったりする。

犬神の発祥としては、蠱術(こじゅつ。呪術の類だと思えばおk)が民間に広まった際に出来たのではと言われている。

犬神は平安時代には禁止令が出された程に恐れられ、犬神を使役する為の儀式もやはりおぞましい。

「飢えた犬の首を斬り落とし、更に道に埋めてその上を多数の人に通らせ、恨みを溜めこんだ犬の霊を使う」

だとか、

「犬の頭部のみを出して生き埋めにし、その前に食物を見せて置き、餓死しようとするときにその頸を切ると、頭部は飛んで食物に食いつく。その犬の頭部を祀る。すると永久に頭部を斬った者に憑き、願望を成就させる」

等。

大辞林 第三版の解説

いぬがみ【犬神】
長唄の一。本名題「恋罠奇掛合こいのわなてくだのかけあい」。二世杵屋きねや正次郎作曲。二世桜田治助作詞。1812年森田座初演。奪われた名玉を、栗生頼賢の妾に化けた娘狐が犬神使い長崎勘解由かげゆから取り返すという筋。


声曲文芸研究会『声曲文芸叢書』第2編 長唄集(明治42年)による歌詞

〔上るり〕『蠅営たる狗苟と、韓非に載せられし、巻尾けんてい自ら、此身にうけて浅ましや
〔歌〕『我も北斗を拝しては、心の儘に姿をも、うつすや池の水鏡、かつぐ玉藻に梳る、其通力も忽に
『蘭奢の香の馥郁と、薫に恐れ本性を
『見るにはこはさも忍はれず、野干の形あらはせし
『はかな己が有様や
『野末の草の葉がくれに、葛の恨みの恨めしく、親の讐をうつゝにも、夢にも忘れやるかたも、泣てあかしてくよ/\と、焦れて燃る狐火は
『ほむらと成て去りやらぬ、煩悩の犬に如何にせん、絆につなぎ纏はれて、伏て見寐て見執着の尚去りやらぬ思により
『我は化けたと俤を、慕ふにあまる口惜しさ、報はんものと立よれば
『毛衣さつと振乱し、眼鋭に息まきし寄らば喰はん勢に
『ぱつと飛び退き振返り、エヽ言ひ甲斐もなき、涙の雨のはら/\とはつと、日に添ひてかゝる憂き事なき身ぞならば、花を飾りて品繕ふて
『嫁入/\里の子に、囃たてられしつぽりと、露のかごとを草枕、独り葎の床の内
『寐むるとすれど犬墳の、ちやつと起立ち身をふる尾花
『此方は尾を巻き覗ひ寄る
『寄せじと哮れば
『飛退いて瞋恚の剣
『憤怒の牙
『研立て
『研立ていどみあふ親の別の其の場より、所定めずうろ/\と、恋し床しはさながらに
『人間よりも百倍の、思ひ重なる胸の内〔合〕
『仇も報も白真弓、犬追物や
『鼠罠かゝるも知らぬ輪回にひかれ
『ひかれ/\て
『爾は言へ親の恨のしもと、菊をつとつて打つてかゝれど
『寄せつけず、貞女を守る張然犬、揚清季信が犬とても、かくは非じと耳逆立吼れば
『叫んで駆向ひ
『追つ
『返しつその風情、去のふやれ我故郷へ戻ろやれ
『その名玉をと立かゝるを、頼賢やらしと引止むる
『千枝狐が帰り咲き、姿の花や六の花、木毎の花の顔見世は、目出度かりける次第なり

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ゆっくりの間は難しい

2017-10-29 01:49:07 | 日記

ヴォイストレーニングのyoutubeを見ていたらゆっくりの間を正確にテンポを取る携帯アプリを紹介していた。それはGoogleplayからダウンロードするメトロノーム・ビートと言うアプリだったが、その使い方が素晴らしかった。ゆっくりの間を取るための練習には逆に早いテンポを利用していた。演奏会の前になると練習と雑用に追われる日が続いて、ブログにたどり着く時間が深夜になる。それでも発見したことや役に立つことは忘れないように記録できることがブログの良い点だ。
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声の調子の良い時ほど気を付ける

2017-10-27 23:04:56 | 日記
調子の良い翌日は一転して悪くなることが多い。声の良い日の唄った後のケアーが大切であり、それをおろそかにすると良い調子を保つことは出来ない。自分の声の状態を常に冷静に判断して使い過ぎに注意をしよう。
①普段は出ないような声が楽に出てしまう時は欲が出て、ついつい唄いすぎてしまう。使い過ぎは声を壊す原因になる。
②唄った後に必ずうがいをしておく。出来るだけ多くの回数(10~20)をうがいする。
③何故、声の調子が良いのかの理由を考えよう。それを再現することが出来なければ、考える意味がない。
④理由が解明出来たならば、その発声法を心がけて毎日良い調子で唄えるようにしよう。
⑤第一音と第二音の言葉のつなぎ方が上手くできると発声がスムーズにできる。それが第二音と第三音にも上手く繋げられて行くものだ。
⑥発声練習(ヴォイストレーニング)を十分にしておくと声の調子が良くなることが多い。
⑦昨日、調子が良かったとしても、それが今日も続かないと思った方が良い。丹念に毎日同じ調子を維持できるように自分の声を管理しよう。
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