杵屋六郎ブログ

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本番の集中と発散、稽古のおける選択と集中

2016-01-30 01:51:44 | 日記
毎回、最大のテンションで本番の舞台を成功させるのは難しいことです。
成功するためには事前の準備期間をしっかり取って、本番へのテンションを高めて行く必要があります。
長唄をどう云う動機で演奏するかが重要です。長唄は素晴らしい音楽です。
その素晴らしさを伝えたいという熱意を持ち、伝統音楽を正しく演奏できるように考えましょう。
曲においては置き・口説き・チラシの中で、捨てる部分を見分けること。捨てて、残った部分をテーマとして深く研究し、推敲して自分の思う最高の曲に磨き上げることが必要です。これに便利なのが選択と集中。
集中と発散は同じくらいの時間が必要。この繰り返し方が上手くできれば舞台では必ず成功します。
演奏のテンションを本番へ向けて高めて行き、本番の舞台で最高の演奏が出来るようにしましょう。
演奏したいというエネルーギーを高めて本番で燃焼させる。それには絶対に上手く演奏できるというイメージを普段から描くようにしましょう。常に本番の舞台で成功のイメージを想像しましょう。その思い込みが最も大切です。逆に、失敗のイメージは絶対に避けるべきです。

先を予想する

2016-01-26 23:32:53 | 日記
新しく曲を覚えるにはコツがあります。
曲を覚えたかどうかの目安は先を予想できるか?です。
唄なら歌詞を予想できるか?三味線なら次の音を予想できるか?それが大切です。
学校の勉強と同じで、事前に曲を聞いて予習、復習をすれば出来ない曲はなくなります。
技術的な問題はあまり心配することはいりません。曲が多く進めば同じところでできない部分が共通だとわかって来ます。従って、新しい曲を習ってもできない部分は一所です。
先を予想できればそれに対処してお稽古を先回りできるのです。その意味でも先を予想することがとても大切になります。稽古の数を尽くし、稽古の質を上げて稽古すれば毎回のお稽古に余裕が生まれ、お稽古が自然に楽しくなります。

手ほどき

2016-01-17 00:48:37 | 日記

三味線初心者のお稽古では、緊張感や恐怖感を取り除いて、固まってしまった腕や指をほどくのが手ほどきです。しかし、一番肝心なのは心の緊張感や恐怖感を取り除くことです。習う側も教える側も欲張らずに大切な基本を一つ一つ確実に積み重ねましょう。一度にたくさんのことを詰め込むのは逆効果です。同じ動作を繰り返し練習することで体が次第に馴れてきます。そして、緊張感や恐怖感が少しづつなくなります。早く上手くなりたいという焦り、自分自身との闘いです。

 

三味線入門 さくら 聞くことで三味線上達

https://www.youtube.com/watch?v=Yh0xDALsehc&t=47s

 

長唄 明の鐘(宵は待ち)

https://www.youtube.com/watch?v=OlKFaANBxes&t=20s


色々な速度で弾く

2016-01-16 22:47:42 | 日記
学ぶとはそっくり真似することですが、これは簡単なことではありません。
練習を効率よく、しかも腕を上げるには様々な工夫が必要です。
早いフレーズを早く弾くのは誰にでも出来ますが、逆に倍ぐらいゆっくり弾いてみる。
ゆっくりのフレーズの時は逆に倍ぐらい早く弾く。
自分のお稽古といううのはそのような冒険をしてみる機会にすると良いです。冒険なくして発見なし。
新しい曲を習う前に予習する場合や習っていない曲を試しに弾いてみるという時には色々な速度で弾くことが大きなプラスになります。自習には最適な方法です。
今までに経験のないことをするだけで新しい発見があります。
発見があれば必ず進歩につながります。
発見をするためには必ずビデオなどを使って自分の弾く姿をチェックする方が良いです。


休符の取り方

2016-01-15 02:08:42 | 日記
休符が正しく取れることが大切です。ほとんどの人が弾くことばかりが気になって正しい休符を無視しやすい傾向があります。正しい間で休符を取るように心がけましょう。
●(4分休符)➡イヤ、ハ、ン、ヨ、チョン
●●     ➡ヨーイ、へッヤ、ンヨ、チョンチョン
●●●    ➡ンヨーイ、ンヘッヤ、エイヤ、チョンチョンチョン
●●●●   ➡ンエイヤ、エイヤア、ヨーイヘッヤ
●●●●●  ➡エイヤアハ、エイヤーハ
間取りも自信なく小さい声や無言で言うと間が崩れて早くなります。
常に間を正しくとることが正しい拍子への第一関門です。