杵屋六郎ブログ

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鏡の活用

2016-06-25 00:18:25 | 日記
鏡は芸事全般に共通する便利なアイテムなので芸の上達には欠かすことのできないものです。
舞踊や舞では自分の姿を色々な角度から見ることができるので、死角のない美しい動きを研究すのに便利です。三味線や唄の場合でも同様に自分の動作を研究するのに役立ちます。
常に無駄のない動きを研究することで三味線ではバチの動きや姿勢を、唄ならば口の型や開き方をチェックすることができます。楽譜を見ながらだと鏡でチェックするのはむつかしいので暗譜した方が鏡を見やすくなる。ビデオカメラを利用すればさらに細かい動きも見ることができる。この場合は譜面を見ながら録画して、後でチェックすることができる。鏡の活用は様々な角度からする方が自分の気が付かなかった癖や無駄な動きを修正できる。
最も自分を知っているのは自分自身であり、自分を教えて、鍛え直す最良の人は自分自身です。くれぐれも自分に甘くならない注意は必要です。
三味線の左手の動きでは常に糸を素早く押さえることができるように糸から指を1cm以上は話さない方が無駄な動きがなくなります。指は糸に対して直角になるように。バチは基本の位置から動くようにして空中で間を待つことがないように。バチ皮の中央部分を正確に弾けているか?色々な課題をクリヤーすれば大きな上達への道が開けます。

VAIOからLAVIEへ

2016-06-24 22:08:45 | 日記

デスクトップパソコンを買い替えた。
それに伴い、データとソフトの引っ越しに役1日半の時間がかかった。データはハードデスクにコピーして移動した。万が一に備えて何重にもデーターをコピーしているので不安はない。
これから先5年間ぐらいは使えると思うが便利だったソフトを全部インストールするまでにはまだ時間がかかると思う。
クラウドを利用するようになって重要なドキュメントはクラウド上に保存した方が便利に思える。
予備のマシンとしてHPのSpectre 13も購入。こちらには250ギガのSDカードを買い足してデスクトップがダウンしても大丈夫にしてある。1テラのSSDもあるので容量不足はない。

勘所の移動について

2016-06-17 00:49:48 | 日記
以下の点に注意して勘所を正確に移動させましょう。
1、三味線の下の方の勘所は肘の位置を目安にすると正確にすると良い。これには普段から肘の位置に注目しておく。
2、勘所をしっかり押さえようとして、三味線の棹を挟まないように。親指はフリーにして移動する。
3、文化譜の1の勘所は人差し指を開かないと高くなるので要注意。(同時に親指も開く。)
4、糸に対して爪が直角になるように勘所を押える。
5、常に正しい調子でお稽古し、手が自然に勘所を覚えるまで練習を積む。
6、小指が棹より常に下の位置に置くことで中指や薬指の勘所をしっかりと押えられる。
7、チューナーで調子や勘所が正しいかをチェックする。
8、調子三年勘八年といわれるように勘所を正確にするのは時間がかかる。
9、間はぎりぎりまで待って勘所を移動させる、従って、勘所の移動速度は早くないと駄目。
10、譜面に頼り過ぎると目に集中が行き過ぎて、自分の音を聞く耳が集中しないので勘所が不正確になる。


三味線は右手一本で支える

2016-06-09 01:04:44 | 日記

三味線を右手一本で支えることで左手はフリーに動かせるようになります。これは三味線を構える時の最初の基本ですが、これを無視すると棹を持つ癖がつきやすくなります。棹を持ってしまうのは親指と人差し指で挟むように押えるからです。勘所に押える指の力が足りない場合親指で力を補おうとするためです。棹を挟んでしまうと勘所移動がとても不利で無駄な動き内なってしまいます。左手がフリーでないと調子合わせや譜面めくりも自由に動きません。三味線を構えたら鏡やビデオで自分の姿勢をチェックして、右手だけで構えられているかを見分けましょう。

バチの持ち方https://youtu.be/42uAWBmDGr4


調子合わせのコツ

2016-06-08 00:16:53 | 日記
1の糸の開放音を基準にして調子を合わせるので、1の糸をあらかじめ伸ばしておかねばなりません。ドーンという音の余韻の最後の音で調子を合わせるようにしましょう。2の糸ならばトーンのンが大切です。3の糸ならばテーンのンが大切です。調子合わせを焦ると余韻の最初の安定していない音で合わせることになるので要注意です。人間の耳は高音の狂いはすぐに聞き分けられますが、慣れないと低音の狂いはわかりません。三味線の糸の狂いを正しく判断するにはチューナーが一番よいです。わずかな狂いを聞き逃さないためには余韻で判断する力を身につけましょう。
サワリの状態が良いと調子が合わせやすいです。サワリはつけるのが難しいです。サワリの具合いを確かめるには紙を一枚を通してみると一つの目安になります。サワリの溝が減りすぎていてもサワリがつきません。指ではじくのとバチで弾くのでもつき方が変化します。糸が新しいと良いサワリがつきます。