杵屋六郎ブログ

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爪弾きのすすめ

2015-12-25 02:08:29 | 日記
撥で練習するには限界がある。練習しすぎると撥では左手の爪が減るだけでなく、指も痛くなって練習をする気がなくなる時がある。そのようなときは練習方法を見直すべきだ。
一つの方法として爪弾きが良い。それでも痛いときは調子を低くして練習する。
爪弾きの良い点は以下の通り。
〇左手の手順を把握するには爪弾きで十分。
〇両手とも糸に皮膚が触れることで三味線の音を体で感じる。
〇何回練習しても爪や指が痛くならない。
〇お手本と一緒に弾いてもはみ出さずに弾ける。
〇お手本の調子が高いときは1オクターブ低い水調子でも稽古できる。
〇夜中でも練習できる。
〇忍び駒よりも右手の小指が駒に当たらずに弾きやすい。
弾く指の位置は撥皮よりも下方に取り、胴の真ん中くらいの位置を弾くようにする。
糸を押える方は棹につけても良いが、痛いときは糸に乗せるだけでも音が出せる。
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5世 清元延寿太夫名演集

2015-12-23 00:44:42 | 日記

内容説明
文久3年(1862年)生まれで、30歳で初舞台を踏むという遅いスタートだったが、大正・昭和初期にかけて活躍し、昭和18年に82歳で亡くなった五世・延寿太夫の芸を、昭和5~11年発売のSP音源から復刻しての6枚組ボックス。浄瑠璃方として活躍した晩年の音源が含まれている。LP時代の復刻では未収録だった「文屋」が今回は収録されている。ゆったりとしたテンポでの語りをまどろっこしいと感じるかもしれないが、歌舞伎の舞台を思い浮かべつつ聴くと、そのテンポにはまるはず。清元を改革し、名人と言われた五世・延寿太夫の語り口は言葉が聴き取りやすく、その情景を想像できる。「明烏」は延寿太夫が舞台で倒れたときの演目である。年配の歌舞伎ファンならご存じの薬缶頭を真っ赤にして語っていた志寿太夫(平成11年に101歳で没)の若き日の声も聴けるのも嬉しいところ。(民)(CDジャーナル データベースより)

収録曲
北州-北州千歳寿-
青海波-青海波-
隅田川-隅田川-
文屋-六歌仙の内 文屋の康秀-
明烏-明烏花濡衣-
三千歳-忍逢春雪解-
権上-其小唄夢廓-
山姥-月花茲友鳥-
神田祭-〆能色相図-
保名-深山桜及兼樹振-
お染-道行浮塒鴎-
三社祭-弥生の花浅草祭-

名人の芸というのは詳しい説明や解説は必要ない。ただ、それを聞くだけで良い。その素晴らしさは時代を超えて聞く人の心を魅了する。常磐津林中の声にも似ていることから、かなり林中に傾倒していたことが覗える。

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効率の良い覚え方

2015-12-22 00:34:51 | 日記
三味線を覚えるには以下のことが必要です。

1.曲の後ろから覚える。
2.大きな声で口三味線を言いながら弾く。
3.3分以内の範囲を30分の間に反復練習する。

三味線は唄の伴奏であり、歌詞や節を覚えるのは勿論必要です。
後ろから覚えることで曲が進むごとに記憶が鮮やかになるので、不安の要素を取り除ける。
大きな声で口三味線を言うと音程も確かになり、記憶の補助になる。
30分以内に沢山繰り返すのは音楽以外の勉強にも共通すること。
あとは覚えるまで反復練習をすれば良い。
1回の稽古で覚えられなければ、範囲をもっと短くしてやり直せば良い。
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三弦独奏曲「去来」を弾きこなす。

2015-12-21 00:06:43 | 日記
杵屋正邦作曲 三弦独奏曲「去来」
弾きこなすのは難しいと20代の頃から思っていました。この曲が弾ければ、どんな曲でも、弾けない曲はなくなる、最高に難度の高い曲であり、それゆえ高い山に登るように魅力的な曲です。
32分音符のタタキ、スクイやハジキの連続とスリ上げ、スリ下げの組み合わせなど直ぐに弾けなくなったり、バチが当たらなくなってしまったり、本当に難しい曲です。
「去来」という曲を弾くことで、三味線の一つ一つの技術をもう一度考え直すきっかけになりました。

さて、弾きこなすのには次のことが必要です。

〇最初から早くは弾かない。
〇弾くのに疲れても連続するフレーズは一気に弾く。
〇弾けないところは口三味線を大きく、ゆっくり言って弾く。
〇拍子で弾くように心がけ、アクセントも大事に弾く。
〇動の部分だけでなく静の部分もじっくりと考えて弾く。
〇弾けなくても超絶技巧の曲なので心が折れないようにする。
〇自分が気持良くなるように弾こうとは思わないこと。

「去来」という曲では一瞬のミスが命取りになるので切り抜けたと思って安心すると、次で失敗する。
三味線の個々の技術を完璧にしておけば弾きこなせない曲ではない。

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重音の弾き方

2015-12-20 23:24:41 | 日記
重音を上手く弾くには、二本の糸を太い一本の糸を弾くつもりで、バチを上げて弾くようにする。
通常は三本の糸を弾き分けるバチの動きとは変えた方が良い。調子の正確さや勘所が正しいことも成功の条件に加えておこう。
大薩摩では弾き始めの重音に成功すれば、スムーズに演奏がスタートできるし、佃やタマ(即興演奏)でも重音が上手く出来れば演奏表現に幅を持たせることが可能になる。
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