杵屋六郎ブログ

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

遊芸の世界

2016-04-15 00:49:53 | 日記
大辞林によれば遊芸とは遊びごとに関する芸能。茶の湯・生け花・音曲・舞踊などの類。長唄や舞踊も同じ分類に属することになりますが、遊芸の本質を理解してどのように取り組むかを考えるのは容易なことではありません。
遊び事を一生懸命勉強しているときには気が付かないことが多いものです。修行を積んで少し悟りを開くことができれば遊芸に一歩近づきます。余裕がなければ遊びや遊び心は生れません。仕事として遊びを極めるのは至難のわざです。稽古をし尽くしたところに遊びがあることになります。つまり遊芸の境地は世阿弥による老後の初心にも似た境地ということになります。
遊びをしっかりと意識することで取り組み方が変わってきます。勉強を重ねる学問と違うところです。遊びはどこまで行っても遊びです。勉強を絶えず続けても、おのずと限界があり、その限界を見極めることで初めて遊びがわかります。違う言葉で言えば遊びの本質を理解することが遊芸への近道になるのです。つまりは遊びを勉強することが大切ということです。
芸事に集中した後に発散する遊びが重要です。芸事への集中度が高ければ高いほど発散すべき高い集中度が必要になります。要するに集中と発散のバランスが必要なのです。
コメント

舞台で成功するには

2016-04-10 00:08:16 | 日記
舞台で成功するにはそれなりの努力と工夫が必要です。
唄、三味線共に練習時には常に成功しているイメージを持たねばなりません。
不安感、苦手意識、恐怖感、緊張感などはマイナスのイメージです。稽古不足はマイナスイメージを加速します。
舞台での成功を一回でも経験すると成功することに自信が持てます。
稽古していない時にも繰り返し成功のイメージを何十回、何百回と繰り返しましょう。

○通し稽古だけでな、苦手な部分を選択して自信がつくまで割稽古を十分にする。
○出来ない部分をビデオに録画し、ゆっくり再生させて出来ない原因をつかむ。
○出来ないところの一つ手前に原因があることが多い。
○出来ない部分は倍ぐらいゆっくり弾いてみましょう。
○唄の音程が取りづらいときは三味線の音でガイドしながら唄う。
○唄、三味線ともに拍子を正しく取りながら練習しましょう。
○正しく拍子を取るにはメトロノームや手拍子で唄えるようにしましょう。
○新しい練習方法を取り入れる時は本番の直前は避けた方が良い。
○当日は時間に余裕を持って起床し、成功のイメージのまま舞台に臨む。

たとえ失敗しても、失敗から学ぶことも多いので常に前向きに舞台を踏みましょう。
コメント

芸を盗む

2016-04-04 01:08:56 | 日記
発明や発見が思わぬことから生まれるように、芸の上の疑問も思わぬことで解決することがあります。役者は色々な役を演ずるために様々な職業の人の特徴を観察することで役作りの参考にします。言い換えれば如何に「盗む」かが重要です。
稽古、下ざらい、本番の舞台演奏でも心がけ次第では、角度を変えて観察することが出来ます。自分が弾くことだけ考えるのではなく余裕を持ってその場に臨みましょう。

対面稽古では
○観察しようとする時は弾かずに見ることに重点を置く。
○右手や左手の動かし方や角度まで見る。
○同じ速度でバチを動かす。
○間取りの時のバチの動きを見る。
○勘所の移動速度を見る。
○調子の上げ・下げに伴う動きを見る。

下ざらいや舞台では
○自分以外の演奏をよく見る。
○舞台正面だけでなく上手・下手と位置を変えて見る。
○録音して冷静に自分の演奏を分析する。

三味線の上達には手が回る(早く弾くことができる)だけでなく正確な調子や勘所や正しい拍子が必要です。無駄な動きをなくしてバチや勘所移動が自然に早く動くように心がけましょう。
コメント