路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

花の話

2008-05-02 | ★ほんの日常

綺麗な花は心を癒すもの。
でも、花を愛でる人のマナーがなっていないと余り癒されない結果になる。


チューリップの首切り事件がそうだ。
悲しむ人が沢山居るのに、何であんな酷い事が出来るのだろう。
憂さ晴らしにあんな事をするのだから、花を見て美しいと思わないのだろう。
医者が言っていたが、「花を見て美しいと思えるうちは鬱ではない」らしい。
では、花を美しいと思わなかったからあんな事件を起こしたのか?
そんな事を言っていたら、
病院ばかり犯罪者で一杯になって刑務所はいらなくなるのだ。



でも、私が一番呆れるのは活ける花の作法やしきたりにこだわり過ぎて
肝心の花の命と美しさを見ていない人だ。


友人の職場には、自分が持ってきた花でもないのに
活けるのを手伝い、まるで自分が持ってきたかのように
上司に見える所に飾りに行く人が居るらしい。
しかも、自分のアレンジメントに合わないと言っては中の花を捨てるのだ。
人(友人)が持って来た花を、である。
そういう人は、花が好きなんじゃなくて(自分の高い)鼻が好きなのだろう。



ムカムカする話になってしまったので、塗り替えるとしよう。



父の友人に、とても可愛い悪戯をする方がいる。
見た目はむさ苦しい(失礼)おじさんだが、
散歩の途中にある、他人の家や公園の花壇にこっそり花の種を蒔いてくるのだ。
勿論、その花壇の持ち主は知る由も無い。おじさんとの面識も無い。
季節が廻り、見知らぬ(蒔いた筈の無い)花が咲き、
ビックリした花壇の持ち主の顔(見れない事の方が多いが)と
咲いた花を見て喜ぶ………と言うものだ。
今流行りのガーデニングを豆にやっているお宅よりも、
本人曰く、ほったらかしの花壇をお持ちのお宅に限るらしい。
(花が咲いた時に判りにくいから)


現代のとぼけた「花咲かじいさん」かもしくは、
「ウロウロして違う種を着土させるタンポポの種」みたいな人だ。
面白い。


では、「花泥棒は罪にならぬ」なら「種蒔きは罪になる」のか…
ちょっと心配ではある。悪戯もホドホドにね、おじさん。




※ほったらかしの割りに、おじさんの蒔いた種は良く咲くらしい…不思議だ。




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コメント (6)
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