路地猫~rojineko~

路地で出会った猫と人。気付かなければ出会う事のない風景がある。カメラで紡いだ、小さな小さな物語。

カインの末裔

2008-05-31 | ★ほんの日常

勘違いをしている人がいる。

言葉を知らない人がいる。

己の考えが全てを決めると思っている

許しがたい傲慢な人がいる。





そう言う人は常に不満で一杯で

自分の足りない部分を誤魔化す為だったり、

或いは唯の憂さ晴らしだったり、

満ち足りない自分のちっぽけな部分の為に

人に攻撃を仕掛けてくる。

要は、可哀想な人だ。



そんな人は「自分だけ」が映らない鏡を持っている。




でもいつしか砕かれた他人の心の鏡に

己の姿を映し発狂するだろう。

それすら己が姿と判らぬ愚か者は、

その砕かれた破片を胸に体に刺し続け

もはや、痛みも感じまい。

悪臭を放つ血を流し

憎まれるだけの長い一生を生きる羽目になる。




良く見えている筈の目は、でたらめな視力。

聞こえている筈の耳は、人の声は聞けず

口からは毒しか吐けず

世にも醜い生き物に成り果てて

己が己がと言ううちに

そのつまらない人生は終わるのかもしれない。



アベルの亡霊はそれを望んだだろうか

確かめる術は無い。








今日は何位??
 ←ココをクリックして、今一度、ホラーな鏡を確認中。





映画「カインの末裔」
暗い暗い心の闇と、救いの無いラスト。しんどい映画でしたが、
新興宗教・親殺し・無差別殺人・児童虐待・少年犯罪・狂心者達、
ある意味、今のTVニュースをドキュメントで見ている感じだった。



コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする