久々に、外出したら
昼過ぎから雪がチラつく寒い日。
偶然通り掛かった店先で、可愛い猫の声がした。
ふと、下を見るとサクラ耳のキジトラ猫さんが
可愛いお団子尻尾を振りながらこっちを見ていた。
あれ?この辺りで猫さんは珍しいなと近付くと、少し逃げる。
怖いのかな?取りあえず無害な人だと思って貰う為に
しゃがんで声を掛けた。
「どうしたの?今日は寒いねー」と話しかけると
くるりと背を向け歩き出した。
時々振り返りながら歩くので付いて行くと、
飲食店が並ぶうちの一軒に立ち止まった。
そこには、この猫さん専用(恐らく)のお茶碗が二つ、置いてあった。
中を覗くと、一つにはお水がもう一つにはカリカリが少し入っていた。
あれ?
これってもしかして私に御馳走してくれるつもりなのかしら?
急に可笑しくなった。
もしかしたら、私がお腹を空かせていると思ったのかも知れない。
「おい、お前お腹空いてないか?付いて来いよ」って、感じの誘い方だった。
人間の友達でもここまで親切にされた覚えはない。
野性的でクールな印象だけど、猫は親切な奴が多い。
このギャップにいつもやられっ放しである。
昨日は?位
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こないだの「護られなかった者たちへ」の著者さんの作品を
追ってみようかと思って図書館で予約をかけてみました。
意外と貸し出し中が多いのに驚きです。
比較的直ぐに借りられたのがこの本、
「死にゆくものの祈り」 中山 七里著
何とも物騒なタイトルと扉絵(お坊さん)ですが、
内容ともマッチしておりました。(当り前か)
学生時代の親友は確定死刑囚だった…。
司法の裁きと救済の意味を問う、哀切の社会派ミステリー。
あんまり詳しく書くとネタバレしてしまうので、
冤罪で死刑囚となった人間を助ける事が出来るのか
しかもギリギリ執行の数日前で…99.9%と言われる司法の壁と
凝り固まった検察、警察の一度ケリの付いた事件の蒸し返しは
毛嫌いされるんじゃないかと。
ミステリーというより、ファンタジーと感じる私は心が汚れているのかも知れません。
やっぱり、人物の細かい容姿の描写は避けておられるのか、
勝手に読む人が想像しやすい文章でした。
頭の中で勝手に役者さんを作って想像するのが楽しいのですよ。